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2013

三菱地所アルティアム

  1. 市街地・天神の、ど真ん中「イムズ」8階にある、ほぼ月替わりのアートギャラリー。 「アルティアム」は、アートのスタジアムを意味する造語。
  2. 九州での、現代アートやメディアアートのギャラリーの先駆け。 その時代の面白いもの、「今、見せたい」アーティストを紹介。若いディレクターによる、感度の高い企画展を、開催し続ける。
  3. 福岡県に縁のあるクリエイターを紹介・発信し、応援する。 蟻などを使う現代アーティスト柳幸典、フラワーアーティスト東信、写真家・鋤田正義、映像制作会社「KOO-KI」など、多彩に紹介。

天神のメタモルフォーゼ・シンボル インターネットもデジカメもiPod も、まったく普及していなかった1989(平成元)年、「イムズ(Inter Media Stationの略)」オープンとともに開館した、現代アート・写真・建築・ファッションなど、ジャンルを問わないインターメディアギャラリー。幅約7メートル、奥行き約20メートルの空間は、可動壁で自由にレイアウトでき、展覧会によってガラリと印象を変える。僕はここで、ブレイク前の奈良美智(96年)や会田誠(99年)をいち早く知り、また、柳幸典(2002年)や東信(06年)ら、地元・福岡県出身の抜群の個性を放つアーティストを知った。多彩な企画展の会期は約一か月で、展示替えの一週間を挟んで、翌週には、もう次の展示会が始まる。「好きやすの飽きやす」と言われる福岡県民を飽きさせないスピードで、僕が本誌取材中に見た「KOO-KI」の「大空気展」まで、25年間で272本もの企画展を開催。九州最大のターミナル西鉄福岡天神駅の目の前という好立地で、毎月替わる展覧会のポスターやチラシが「イムズ」のビル全体に貼られ、いつ訪れても、何か面白いものが見れる場所。「アルティアム」は、開館当時、「何だか、よくわからないけれど、新しい何か」を、福岡市や県内外の人々に紹介した。そして、「アルティアム」は福岡市民にとって、なくてはならない存在になり、企画展の充実度は、ますます高まっている。現在でも、ここが、福岡県の最先端だ。(空閑理)