D&Department

D&DEPARTMENT ネットショップへ

keijusha

桂樹舎 和紙文庫

  1. 吉田桂介氏が集めた、紙の工芸館。 岐阜県との県境にあった古い小学校の分校を移築した建物。「おわら風の盆」の町・八尾の、美と感性のシンボル的存在。
  2. 地元で愛される伝統工芸・八尾和紙と、その素晴らしい製品を買える。 蕎麦店、豆腐店、酒店、居酒屋、喫茶店……至るところで愛用される桂樹舎製品。 富山県を旅すると、必ず欲しくなる。
  3. 喫茶室を併設。長居したくなる素敵な居心地。 窓の外はすぐに、井田川が流れ、必ず立ち寄りたい清々しさ。見て、買って、お茶もできる。くずきりと珈琲が美味しい。

工芸が愛される理由 富山の人と出会うと、多くが、八尾の「桂樹舎」の名刺入れを取り出した。色鮮やかな和紙は使い込まれて、独特の味わいになっている。八尾は、小さくて静かな坂の町。それを見上げるように、桂樹舎は坂の下にあって、すぐそばを井田川が流れる。紙漉きから型染め、裁断までを手がける工房の隣は、紙の工芸館「和紙文庫」。その一階に売店と喫茶室がある。入り口には、鮮やかな赤で「紙」の一字を染めた暖簾。大人っぽい静けさの東京の「日本民藝館」と比べると、よりモダンで、どこか童話に入り込んだような雰囲気がある。古い小学校の廃校を移築した建物で、各教室の入り口には「スリッパをお脱ぎください」の手書き短冊。古今東西の紙の工芸品を展示していて、様々な色や質感の、紙の箱、紙の器、紙の着物、紙のカーペット―紙は、書かれたり、包んだりするだけでなく、あらゆる国や地域で多用途・多目的・多デザインで、常に実直に、時に華やかに、人々の役に立ち、文化を支え、愛用されてきたのだ。ここ富山県では、古くは売薬の包み紙として重宝され、現在は名刺入れとして僕のポケットに。喫茶室で珈琲を飲んでいると、売店では若い男性が角座布団を自分の店に揃えたい、と相談中。色、サイズ、手描きで図案を持ち込んでもいい。「三週間はかかるけれど、大丈夫。つくれますよ」と店の人。桂樹舎が愛されるのは「伝統工芸品だから」ではない。欲しい物、使いたい物があるからだ。(空閑理)