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USEDリペアレポート

2017年12月26日 公開

USEDカステリ社のミーティングチェアのリペアの様子をまとめてみました。

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カステリ社ミーティングチェアとは
1965年にイタリアのカステリ社のジャンカルロ・ピレッティによりデザインされたミーティングチェアの名作。
ミーティングチェアとしてデザインされていて幅広で緩やかな曲線を描く座面は長時間座っても疲れにくく、スタッキング時のシートの干渉を考慮しデザインされたアルミダイキャストのフレームが特徴です。
日本では1980年代より岡村製作所がライセンスを取得し、製造・販売されています。
1982年GOOD DESIGN賞を受賞。

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まず、用意した道具
・ドライバー、カッター、シールはがし、剥離材、サンドペーパー(番手40〜400まで)、刷毛、スポンジ、オスモカラー、コーキング剤

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まずは、背面と座面をフレームからはずします。このカステリチェアはプラスドライバーではずすことが可能ですが、岡村製作所が製作されたカステリチェアは、六角のねじが使用されており六角レンチが必要になりますので参考までに。

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張り地のビニールレザーをカッターでカットしはがします。はがすとウレタンと木地が見えてきます。
このウレタンをはがす作業が少し大変なのですが、のりはがしを使用すれば結構きれいにはがすことができました。

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ウレタンをはがすとこの様な感じです。中の木地はイスによって様々でした。

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ウレタンをはがしたら、タッカー張りされていた部分を取り除きます。こちらはマイナスドライバーやラジオペンチを使用して取り除きました。

img_0005一番苦労したのがヤスリがけです。
今回つやなしで仕上げるため、もともとの木地にニス塗装されていたものは剥離材を使用し、塗膜を浮かし除去しヤスリがけ。サンダーなどの機械が使えず手作業で行わないといけなく大変苦労しました。サンドペーパーは一番荒いものから順に使用。
40番手→80番手→120番手→180番手→320番手。最終400番手で仕上げを行いました。

img_0004ヤスリがけが終わると塗装。今回はオスモカラーというつやなしのオイルを使用しました。
オイルを塗り→20分乾燥→ウエスで拭き取り塗装を均等にする→12時間乾燥させて完了です。

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つやなし塗装なので木の美しさを引き立てます。乾燥したら組み立てです。そのまま組み付けてしまうとガタツキが出てしまうためコーキング剤で固定し組み付ければ完成です。
今回1脚あたりのリペア時間は2時間〜3時間半くらいでした。木地によってウレタンがはがれにくかったり、ヤスリがけに時間がかかってしまったりと色々苦労はしましたが、もの作りの難しさや楽しさ、出来た時の達成感など色々と学ぶ事が出来ました。

良いものは修理や手入れをし長く使っていく。USEDの商品をリペアし販売しておりますので是非、店頭でご覧ください。

 

D&DEPARTMENT OKINAWA by OKINAWA STANDARD      宮里 豪