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明治時代から続く武州藍染め

2017年1月23日 公開

D&DEPARTMENTでは「d&RE WEAR」という洋服の染め直しを年に2回受け付けています。
「d&RE WEAR」とは、まだ着られるにも関わらず廃棄される服たちを、
再び着られるようにリサイクルしてゆくプロジェクト。
シミや色あせで着られなくなってしまったり、色柄ものを染め直したり、
お気に入りの服を染め直すことで蘇らせることができます。
年に2回、定番の紺、黒に加えて、その時期のシーズンカラー、計3色から選んで
機械染めによる染め直しを受け付けていています。
今回は特別企画として 2月12日(日)まで藍染の受付を行っています。

 

先日、東京店のスタッフでd&RE WEAR AIZOMEにご協力頂いている「武州中島紺屋」を訪れました。
「武州中島紺屋」は創業1837年、「武州藍」で知られる埼玉県羽生市に染め場を構えています。

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羽生市は東京都心から車で1時間程。

埼玉県の北側に位置し江戸時代から関東の藍染めの産地として発展した地域です。
敷地内にある「藍染ふる里資料館」には武州藍の歴史と工程がわかる写真や、
藍染めに使う材料や工具が保管され、県内や関東近郊の小学生が藍染め体験も行なっています。

 

藍染めされる布は、土の中に埋められたあいがめの中でつくられた藍で染められます。
この藍は、タデ藍という植物の葉と枝を乾燥させたものに水を加え、はっ酵させた「すくも」にアルカリと栄養剤を加えて自然にはっ酵させます。本来水に溶けない藍を染色できる状態にしたものです。

ここで簡単に藍染の手順をご説明します。

まずゆるま湯で染める布を洗います。

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濡れた布を軽く絞り、藍がまへ揉むように布に藍を染み込ませます。

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絞ってかまからあげたら、全体をに空気に触れさ、色を均一にします。

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手早く行わなければならなく、布地が大きいほど難しいそうです。

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酸化すると、緑色だった布がどんどん藍色に変わってきました。

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これを水洗いをして、1工程。 濃い色味によってはこれを繰り返します。

これで布を乾燥させて完成です。 寒い冬でも水を使わなければいけない作業です。
こうしてお預かりした洋服は一枚一枚、手作業で染められます。

藍は糸を強くするといわれ、古来より鎧兜や火消し、野良着や剣道着に用いられてきました。
野良着や足袋、柔道着を藍で染める農家の副業、地場産業として広く知られた武州藍染めは、
農業の機械化に伴い現在では数件のみとなります。
中島紺屋はその1件として、武州藍染めの技術を伝えています。

藍で染められた洋服は、何度か洗ってゆくとだんだん色が落ち着いて、何度も着てゆくと手染めならではの色の見え方や味がでてきて経年変化が楽しめます。
お気に入りの洋服や、永く着たい服を藍染めしませんか?

受付は2月12日(日)まで、お持ち込みお待ちしています。


D&DEPARTMENT TOKYO ショップスタッフ  齊藤 なつ季