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天龍社の別珍コーデュロイ

2016年11月29日 公開

今年の夏、県内磐田市福田町の天龍社産地を訪れました。D&DEPARMENT外部コーディネーターの重松さん、磐田市商工会議所の鈴木さんに案内してもらい、別珍コーデュロイの作られる現場をみせていただきました。
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天龍社産地は、静岡県西部にある磐田市福田町(ふくでちょう、と読みます)を中心とする、天竜川以東の3つの地域(磐田市、掛川市、袋井市)の織物製造業者で構成されている組合です。

別珍、コーデュロイの生産は、国内シェア95%以上。日本製の別珍コーデュロイの生地はほとんどここで作られているというのを、初めて知りました。
昔は半纏の衿元や、下駄の鼻緒、舞台の緞帳などにつかわれていた別珍生地。50代以上の方は、コーデュロイというよりは、コールテン、のほうが馴染みがいいかもしれませんね。「昔はよく、この生地を着されられたわ」という声も店頭でよくきかれます。

工程の差は少しありますが、見わけ方は、生地の表面に段々の畝があるのがコーデュロイ、別珍は畝がなくフラットなもの。
通常の織物に比べて、別珍コーデュロイの生地は工程が多く、その分多くの手間ひまがかかります。
生産ピーク時の昭和40年頃は、天龍社産地には1500軒以上の工場があったそうですが、今では80軒ほどまで減少。
日本全国どの生産地でもきかれる、高齢化・後継ぎ問題ももちろんありますが、それでもまだ未来はある。これまで技術を培って守ってきた熟練の職人さんと、若き職人の世代が、力を合わせて別珍コーデュロイを守り続けています。
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今回の展示では、静岡でつくられる別珍・コーデュロイの生地を使った、D&DEPARTMENTの2WAY TOTE BAG、TOTE、クッションを作りました。生地も、縫製も、ロゴのプリントも、全てメイドイン静岡。とても贅沢です。
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D&DEPARTMENTオリジナルの別珍張りの靴箱も。
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コーデュロイの生地束や、別珍のカット生地も期間限定。

いつも、作り手の方を訪ねたとき、現状を知ることはもちろん、お店に立つスタッフとして、どう伝えていったらいいのだろうかとまず考えます。D&DEPARTMENTのスタッフとして、静岡の作り手の方たちと、どうかかわっていけばいいのか?と。
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「別珍やコーデュロイは昔からみていて、馴染みが在り過ぎて特別なものではなかったけれど、こうしてバッグになったり、クッションになったりして、若い人たちが喜んでるのをみてると、頑張って仕事しなきゃと思うわ」と、縫製チームのリーダー的存在の櫻井さん。
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櫻井さんは、D&DEPARTMENTからの仕事依頼を受けて、思い切ってミシンを新調してくださったそうです。
「Dの仕事ってとっても誇らしくって。ただ作るだけでなくて、こちらの提案もできるから楽しいの。ダメならダメでちゃんと伝えてくれるしね。笑」
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作って終わりではなく、できるかぎり一緒に仕事をしつづけていくこと。
ロングライフデザイン活動を続ける、私たちがやっていくべき役割。
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コーデュロイ生地をみるたび、福田の作り手の人たちの顔が浮かびます。
残りの会期も少なくなりました。どうかたくさんの静岡の人たちに、別珍コーデュロイの良さがつたわりますように。
ご来店お待ちしております。

NIPPON VISION MARKET
天龍社の別珍・コーデュロイ
〜2016年12月5日(月)
最終日は17:00終了


D&DEPARTMENT SHIZUOKA by TAITA 添島円