D&Department

D&DEPARTMENT ネットショップへ

main

五箇山和紙の里の和紙作り

2016年8月5日 公開

五箇山は越中八尾・蛭谷と並ぶ富山の和紙産地の一つで、三箇所を総して「越中和紙」と呼ばれ、国の伝統的工芸品にも指定されています。

特に五箇山では、江戸時代に和紙が年貢として納められていた歴史を持ち、今でも伝統的な方法で紙漉きを行っています。その中でも、蛍光色というなんとも珍しい、というよりも、若い発想で商品作りを行っている五箇山和紙の里が以前から気になっていました。

IMG_8416

車がないので、なかなか秘境・五箇山には伺えないのですが、、先日、ついに工房を見学させていただきました!

「道の駅たいら」内にある和紙工芸館の奥へ進むと、工房になっています。

1

まず、目に飛び込んできたのは職人さんによる手漉き。一度に漉ける紙は意外と小さい。

2 3

「ちんちろ」や「FIVE」はすべて手漉き和紙で作られています。

機械漉きも行っていますが、こちらは障子紙など一定の品質が求められるものなどに使用されているそうです。

原料は主に楮、五箇山の豊かな水、そしてトロロアオイの根から作るネリです。写真はネリ。粘りのある液体です。

6

五箇山和紙の里では、工房から車で5分ほどのところに原料となる楮(コウゾ)の畑を所有していました。

原料を自社で育て紙を漉く工房は全国的にも数少なく、案内してくださった石本さんは、そこに惹かれて入社した経緯をお持ちでした。4

楮はまだまだ成長し、毎年秋ごろに刈り取られます。

翌年になると脇芽が生え、また育つのだそう。これが根元。すでに何年も、何本もこの根から育ったのがわかります。

5

夏場は雑草や、幹から出てくる余分な葉を手作業で取り除きます。そうすることで、秋に皮を綺麗にする際に楽なんだとか。写真の畑が3面ほどあり、葉を取り除くだけでも骨の折れる作業です。

工場の中にある、乾燥させた楮の保管場所には、昨秋に収穫した楮が保管されていました。まだまだ手触りは固く、繊維がたくさんあるのがわかります。

10

これを叩いてどんどん柔らかくしていきます。

7 8 9

この工程で、手作業で小さなゴミを取り除きます。

繊維があまり見えないくらいに柔らかくなったところでやっと材料と呼べる段階に。気が遠くなりそうです。

紙を漉くのも手作業。絵付けも手作業。工程のほとんどすべてが手作業で行われていました。

突然ですが、「ちんちろ」や「FIVE」の紙は、シワが寄っているのがわかりますか?

IMG_8414

これも、手で揉んでいました!

もう、この手間のかけようにただただ驚くばかりです。

また、FIVEの名刺入れやブックカバーは現在内側をグレーにしたツートーンのものが定番になっていますが、実はD&DEPARTMENTでは、全て表と同じ色でカラーオーダーしてご紹介しています。なのでパッケージもクリアのまま。

IMG_8415

汚れも味も全て蛍光色に乗ってしまいますが、ぜひカッコよく使ってください。店頭にてご覧いただけます。

D&DEPARTMENT TOYAMA 石井 唯