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アイゲン

桶谷石鹸への訪問

2016年7月22日 公開

先日ショップでもおなじみの台所石鹸「アイゲン」を作る桶谷石鹸株式会社さんにお伺いしてきました。

城東区関目、聞いたことはあるけどキタの方に住む私にはあまりなじみのないエリア。
町工場が多く、ぽつぽつと石鹸工場も並ぶ中に桶谷石鹸はあります。
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到着するなり「まあ、釜を見てください。」と案内してもらったのは、
釜というより大きなタンク。すでに釜が炊かれていて、作業が始まっていました。

桶谷さんの石鹸は牛脂とヤシ油、これだけでできています。とてもシンプル。
ただこれだけだと固まることがないので、苛性ソーダと熱と水とを加えながら撹拌していくのですが、まるで理科の実験を見ているよう。
ボイラーを操作し、熱を加えはじめると液状だったタンクの中身が次第に固まりだし、チーズができる過程のような状態に。
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釜を炊く日はだいたい決まっていて、1日をかけて桶谷さんと工場長 二人の職人さんでほぼつきっきりで様子を見ています。

簡単そうにかき混ぜている様に見えたものの、毎回同じではなく暑い日や寒い日、
湿度が高い日など毎日が違うからと、石鹸を会話をしながら仕上げていくそうです。
毎回、釜と顔を突き合わせているからこそできる細かい微調整。農作物を育てる感覚に近いものを感じました。

IMG_2137(最後はタンクから溢れ出そうになるまでに!)

桶谷さんの石鹸は、水に流れてから24時間で分解されます。余計なものが入っていないから自然にちゃんと戻る。人間が作り出したもので自然を壊してはダメなのだと。

石鹸のこと、石鹸にまつわる周辺のことの話を聞いた中で
「日本中、世界中の人から愛されるものを作りたい。それもいいけど自分の石鹸を愛してくれる人だけが使ってくれたら、それでいい。」という言葉が強く頭の中に残っています。

石鹸を作る。ということに正面から向き合ってまっとうに反映させていく。
長く愛されていることの一つではないかと感じます。

 

私が帰る頃には、明日の準備がされていました。
炊き上げたものを型に流し込み、固めてカット・包装していきます。
「アイゲン」は一つ200円ちょっとですが、大量生産されるものの10倍近くの時間をかけて出来上がります。香りのついたもの、オーガニック素材ものなど色々ありますが、ぜひ一度試しに 桶谷さんの石鹸を使ってみてください。
肌に触れるからこそ安心して使えるもの、比較するとよく分かると思います。

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d OSAKA 門脇万莉奈