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手ぬぐいはどうやってつくられるのか② – 染め -

2013年7月19日 公開

梨園染手ぬぐいの製造工程、第2部です。(第一部はこちらから

糊を調合する
手ぬぐいの染めない部分は、型紙の上に糊を乗せます。まずはその糊の調合です。糊は海藻の入った粘り気のあるものを、専門の業者から仕入れます。気候や柄に合わせて水や石灰を混ぜ、ちょうど良い硬さに調整します。

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型置(かたおき)
糊を乗せる台に型紙を固定します。布の上にその型紙を乗せ、ヘラで糊をつけます。

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この段階では、生地は手ぬぐいの長さに切られていません。巻物状に巻いた長い生地を伸ばしながら作業します。糊を乗せては生地を折るを繰り返し、蛇腹状にしていきます。

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染色
糊付けした反物を染色用の作業台に移します。ヤカンと呼ばれるジョーロのような道具に染料を入れ、糊付けした生地の上から注ぎます。同時に下からコンプレッサーで吸引し、上下に染料を浸透させます。異なる色を染める部分は、糊で土手を作り、染料が混ざらないよう囲みます。裏面にもこの作業を繰り返します。

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水元(みずもと)
水槽で糊を洗います。昔は川で洗っていたのだとか。確かに川のように長い水槽です。

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脱水機にかけ、高い干し場にかけて天日干しします。雨の日は屋内で乾燥させるのだそう。

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乾いた反物を巻き取り、手ぬぐいの長さに折り返して畳みます。プレス機でシワを取り、両端を1枚ずつ鋏で切って完成です。

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長くなりましたが、実際にはもっと細かい作業が含まれています。1メートル弱の1枚の布に、これほど多くの人が関わっているのです。

しかし全ての手ぬぐいが、このような工程で作られるわけではありません。型紙を機械で彫り、プリントで柄をつけ、安価で早く仕上げるものもあります。両者には、使用上それほど大きな差は感じられないかもしれません。

けれど私たちは、人の手が多くかかったものを選びます。物が出来上がるまでには適切な時間がかかり、かかった時間と人の数が、価格に反映されます。

適切な価格、ものが作られた背景、作り手の顔を知ることは、簡単に物を捨てない世界につながると思うのです。

大量生産が生む、大量消費と大量廃棄。売り手として、その連鎖を少しでも減らすことができればと
日々考えています。

ネットショップでより詳しく特集しています。

戸田屋商店の梨園染手ぬぐい

商品管理部 所千草