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静岡定食開発の旅 -3日目-

2017年6月7日 公開

d design travel 静岡号のため、さまざまな静岡の味をぎゅっと一つの定食にするべく旅に出たd47食堂の定食開発チーム。

取材2日目のレポートはこちら


3日目、最初の目的地は伊豆河津にあるわさび農家が経営する食堂『かどや』。
お目当ては名物わさび丼。食堂に着くとちょうど主人がわさびを収穫に行くところだったので同行させて頂いた。

山道を谷へと向かい5分ほど歩くと開けた場所に出た。そこには透き通った湧き水に満たされたわさび畑が広がっていて、ちょうどその時はわさびの花が咲いていた。お浸しや三杯酢で食べると美味しいと教えてくれた。

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食堂に戻りわさび丼を注文した。鰹節をかけたご飯と小さめのわさび、鮫皮おろしが運ばれてきた。薬味として食べられることが多いわさびがここでは主役。

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わさびのおいしさを知ってほしいという主人の思いが詰まった定食は、僕のわさびに対するイメージをすっかり変えてしまった。食べ終わると何事もなかったように香りも辛みも消えてしまったが、頭には強い印象が残された。

本日二つ目の目的地ベアード・ブルワリーガーデン修善寺。醸造所併設のタップルーム店長の佐藤さんに案内して頂いた。
まず見せて頂いたのはビールの香りや、味に重要な役割を果たすホップ。殆どの醸造所でペレット(ホップを粉末にして錠剤型にしたもの)が使われているなかベアードブルワリーではリーフの状態で使用。

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使用している麦芽は人の手で製麦されたもの。スモークされたもの、真っ黒にローストされたもの、乳酸菌をつけて酸味を持たせた麦芽など、その多彩さに驚いた。

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工場は大きくピカピカのタンクや醸造設備が並びハイテクなイメージ。そんな工場でもフルーツは今でも手絞りであったあり、ホップは手で揉み解しながら投入していたりと手作り感で溢れていた。

見学後はタップルームでの飲み比べ。

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続いて自然栽培で柑橘を育てていらっしゃる稲葉さんの畑へ。
海にほど近い傾斜地にある稲葉さんの畑には、甘夏とニューサマーオレンジ(日向夏)がたわわに実っていた。無農薬、無化学肥料で栽培された柑橘の香りは素晴らしかった。もちろん味も。

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(甘夏の畑を見学中)

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(こちらはニューサマーオレンジ)

静岡は自然環境が多彩で食材も豊富。湧き水豊かな山間ではわさびが、日照に恵まれた傾斜地では柑橘やお茶が育てられる。山の養分は川を通して海に運ばれ、しらすや桜えびなどの生き物を育む。それらをどうやって一つの丸盆の中に編集するか、静岡の食で頭とお腹をいっぱいにして3日間の静岡取材を終えた。
(d47食堂 駒月健一)


改訂版 d design travel 静岡 2017年7月7日(金)発売!

毎号、d47食堂スタッフが現地取材し、「その土地らしい定食」を考えています。
主役は用宗港のしらすと桜えびの釜揚げの丼。おろしたての生わさびや黒はんぺん、わさび漬けなども登場する「静岡定食」は、d47食堂で6月13日(火)から8月7日(月)まで、ご賞味いただけます。(期間は変更する場合があります)

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d design travel show と静岡を食べる会 ご予約受付中。

6月22日(木)19:00〜 @d47食堂
出版を記念して、静岡号取材の舞台裏を紹介するスライドトークと、静岡県の味を楽しむ交流会を開催します。静岡出身の方、静岡をもっと知りたい方、どなたでもご参加いただけますので、お気軽にご予約ください。


 

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