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日本ワインの味くらべ・第三弾「甲州」

2016年8月14日 公開

日本のワイン造りのはじまりは、今からおよそ140年前の明治初期。2人の日本人が山梨県ではじめて本格的にワイン造りをはじめました。その際に使用したブドウが「甲州」です。控えめな酸味と苦味、繊細で奥ゆかしい香りは、ヨーロッパ系品種にはない日本独自のアイデンティティが感じられ、その多様性も世界で高く評価されています。日本ワイン誕生の地「山梨県」で造られる甲州ワインをテーマに、造り手や醸造法の違いに焦点を当てたラインナップで甲州ワインの味くらべと料理のマリアージュをお楽しみください。

【期間限定・日本ワインの味くらべ】
第三弾:甲州
場所:ダイニング東京店
期間:8月26日(金)~9月20日(火)
※どの時間帯でもご注文いただけます。

甲州ワインの魅力のひとつがそのバリエーションです。味の違い(甘口・辛口・スパークリング)、色の違い(白・グリ・オレンジ)、香りの違い(アロマティック・ノンアロマティック・樽香)など、造り手の好み次第でさまざまに変化して私たちを楽しませてくれます。今回は、その味・色・香りの3つのテーマでそれぞれ造り手の個性が感じられるワインを揃えました。
以下、ラインナップです。

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・グレイス甲州2015(中央葡萄酒/山梨)…900円
中央葡萄酒は山梨県を代表するワイナリー。「グレイス甲州2015」は、ステンレスタンク醗酵のクリアな甲州ワイン。醗酵時、外からの影響を受けないステンレスタンクでのワイン造りで、もっとも重要となるのがブドウそのものが持つチカラです。甲州とは何か、どうしたら海外で通用する日本の品種にできるかと、試行錯誤を繰り返した中央葡萄酒。日本で良く見かける棚仕立てではなく、一本の木からの採れ高が大きく下がってしまう贅沢なつくりの垣根仕立てを採用したり、12ヘクタールの自社農場では、水はけを良くするための土壌改良を行ったりと、ブドウ自体のポテンシャルをどこまで引き出せるかに挑み続けています。甲州ブドウにこだわり続け、糖度が上がりずらいという欠点を覆してできた醸造用ブドウ「Koshu(甲州)」世界基準での品質向上をモットーにしてきたワイナリーの原点となるワインです。フレッシュな味わいと凛としたのびやかな酸味が特徴。スムーズで滑らかな口当たりに加え、貝殻をイメージする豊かなミネラル香、混じり気やごまかしのないブドウそのものが持つ味は、山梨の土壌や造り手のパワーを感じます。食事に寄り添いながらも甲州ブドウのアイデンティティを強く感じることのできる一本です。

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・醸し甲州(マルサン葡萄酒/山梨)…900円
江戸時代から300年続くワイナリー。勝沼産完熟甲州ブドウ100%使用。甲州ではあまり行われていない醸造法「醸し製法」を用いたオレンジワイン。薄ムラサキ色をした果皮をもつ甲州ブドウの果汁・種・皮を赤ワインを造るように一緒に漬け込むことで、種や皮の色がついてオレンジ色になることから赤でも白でもロゼでもなく、オレンジワインと呼ばれます。捨てるところがほとんどないこの製法は、甲州がもつ心地よい苦味や柔らかな旨味を引き出し、日本酒に似た吟醸香をも感じることができます。醸すことで、甲州ブドウを果皮ごと噛み締めた時の甲州らしさをお楽しみいただける1本です。

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・甲州 樽醗酵(ダイヤモンド酒造/山梨)…900円
フランスのボルドーやブルゴーニュでワイン造りを学んだ若手醸造家の雨宮吉男氏が3代目を務めるワイナリー。日本の固有種である甲州やマスカットベリーAにこだわった地酒的ワイン造りをモットーにしています。土着品種だけでなく、ブルゴーニュの主要品種ピノノワールの栽培を行ったり、気に入った樽をフランスから自力で運び込むほどワイン造りにとても熱心な雨宮氏。通常、樽を使ったワインはステンレスタンクでの醗酵を終えてから樽に移して熟成させますが、こちらは樽醗酵の名前の通り、醗酵途中でフランスの小樽に移しています。しかしあくまでブドウがメイン。強すぎない樽香は甲州のひかえめな香りにほっくりとしたアクセントを持たせ、甲州の旨味を凝縮させることに成功しています。

味も造りもまったく異なる山梨県産甲州ワインを9月20日(火)までの期間限定にてグラスでご用意しております。イベント開催中は、上記ワイン3種類を少しずつお召し上がりいただける「味くらべセット(1500円)」や、料理とのマリアージュをお楽しみいただけるスペシャルセットもご用意しております。この機会にぜひ味くらべしてみませんか。またこのようなグラスワインの味くらべをテーマ別で今後も開催予定。店頭、Facebook、こちらのブログで随時お知らせいたしますのでお楽しみに。


D&DEPARTMENT DINING TOKYO 水田由貴