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かじしか

  1. 刺激的な、かっこいいデザインの大暖簾の屋台。 「博多にわか」の面をつけた男女等が、鮮やかに描かれている。器もグラスも、注文ごとに替える。適正価格・明朗会計。
  2. 旬の新鮮なサバやマテ貝、鉄鍋餃子、〆は博多ラーメン。 主に糸島市で穫れた野菜や果物は、豚肉で巻いて、こんがり焼く。福岡県を、美味しく食べさせる。
  3. 地元客、みんなが愛し、自慢したがる店。 1人でもグループでも、居心地のいい接客。旅行者や、隣の屋台の店主もやって来て、いつも大賑わい。

屋台が、博多の夜を明るくさせる 派手なネオンの中洲を歩き、須崎町まで来ると、人通りがまばらな博多川沿いに5軒の屋台が連なっている。編集仲間に連れられて、「かじしか」へ。2010年、大将の下村和代さんが21歳の若さで開店した、看板も大暖簾もキリッとした、いい屋台だ。席に着いて手渡されたおしぼりは、石鹼の香り。印半纏姿の父・克彦さんが、パン!と手を叩き、「では、ご紹介します」と、よく通る声で、先にいたお客さん全員を簡単に紹介してくれた。ショーケースの中には、旬のアスパラ、ミニトマト、葡萄や金柑などを、それぞれ薄切りの豚肉やベーコンで巻いた串がキレイに重ねられ、ツヤツヤと色鮮やか。活きのいい車海老がピョンと跳ねた。瑞々しい小ネギの束を巻いた串は、じっくり焼かれて、とても甘い。水イカの卵と白子をさっと煮たものや、マテ貝の酒蒸しも、濃厚な旨み。福岡県の食の豊かさを、私は心底羨ましく思いながら、地酒「白糸」をお代わりした。夜の街に犇めく屋台は、朝になるとなくなっていて、そのギャップが楽しい“博多の風景”。だが、最盛期の昭和40年代、市内に400軒以上出ていた屋台は、現在は半数以下。「かじしか」は、その抜群の清潔さ、安心のもてなしで、“屋台のあるべき姿”を守っている。「よか店やろお、何で、ここ知ったと?」。一人で行った夜には、地元客達にそう訊かれて、「かじしか」自慢、福岡自慢を聞きながら、夜更けまで呑んだ。(針谷 茜)

  • 福岡県福岡市博多区須崎町3
  • 090-1877-3773