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OKI

  1. 「アイヌは俺にとって日常だし、意識するものじゃない」。世界で支持される北海道発、トンコリの奏でるリズム。

OKIを一言で紹介するとこうなる。旭川アイヌの血をひき、アイヌの民族に伝わる唯一の弦楽器「トンコリ」を奏でるアーティスト。友人がジャケットのデザインをしていたので、ずいぶん前からOKIの名前は知っていた。でもCDを聴くことはなかった。アイヌの民族楽器というキーワードや、「イースト・オブ・国後」という曲名に距離を感じていたのだと思う。聴きもしないで自分には関係のない世界だと思っていた。札幌店をオープンするにあたって北海道独自の商品を探し始めた時、商品候補の中にOKIのCDが含まれていた。とにかく実際に使ってみるのがD&DEPARTMENTの商品選定の基本。正直、期待をせずにOKIのCDを聴いてみた。驚いた。アイヌという言葉から勝手に想像していた音楽と全然違っていたのだ。おそらくOKIの奏でる音楽を初めて聴く人には共通の驚きと発見がある。それは「文化保存」や「文化継承」という名の下、伝統を守ることだけを目的とした後ろ向きに創られた楽曲ではない。むしろ様々な文化や感覚、個性や主張が大胆にミックスされている。「アイヌはファンデーション、基礎になる部分だよね。先人達は考えもつかない音楽を、リズムを、奏でている。俺はそれを現代風にアレンジして、日本だけではなく世界に向けて発信したい」。50歳を超えながらも世界各地でライブを展開するOKI。まずはCDを聴いてもらいたい。「フタをされてきた文化が急に解き放たれた」かのような力強さと繊細さを兼ね備えたリズムが待っている。(三浦正嗣)