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d SCHOOLレポート:染めのワークショップ

2018年4月30日 公開

4月21日(土)に、染色家 山内武志さんをお招きし、静岡店にてd SCHOOL「染めのワークショップ」を開催しました。

毎年、NIPPON VISION MARKETの展示と合わせて、染めの世界を教えてくださる山内さん。今回は、合羽刷りという型染めの一つの技法で、和紙に刷毛で染め付け、ブックカバーを作りました。

はじめての方も、そして何度か山内さんのワークショップに参加してくださっている方もいらっしゃり、午前の会も午後の回も、とても和やかな会になりました。
(午前の会が少し時間を押してしまって、後半の会のみなさまにご迷惑おかけしましたことをお詫び致します。)

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先ず始めに、山内さんがこれまで蒐集してきた古布の紹介し、染めの概要を学びます。
型染め、板締め絞り、注染染め等、実物を見ながら説明。過去に依頼されて山内さんが染めた、装丁のデザイン紹介。
染めにはたくさんの種類があることに、参加者のみなさまも興味津々です。

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芹沢さんの工房で、型彫りから完成まで染めの一連の流れを修行し、実家浜松に戻られ、分業制の仕事と、自分の作品とのバランスを自然ととってきた山内さん。
オーダーによって自分のできることを最大限に活かし、仕事に答えるスピードと技術を極め、染め続けてきた60年間。
師匠である芹沢銈介さんとの修業時代の話も交えながらの山内さんのお話は、参加のみなさまも大きく頷きながら聞き入っていました。

お話のあとは、作業に入ります。

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予め、参加者のみなさまに考えてきたもらったデザインを型に起こしていきます。染料が入るところを考えながら型を作っていきます。

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型を掘り終えた後は、いよいよ染め付け。

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事前に山内さんが色を入れた和紙を選び、そこに墨をメインに差し色をいれていきます。

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単純な模様の型でも、レイアウトで変わっていくのが面白いところ。
どこに配置するか、上下にしたり、連続したり、とみなさまそれぞれ色を入れていきました。

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完成です!

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午前も午後のどちらの会も、それぞれ素敵なブックカバーが出来ました。

今回は午前と午後の間に山内さんとの昼食会も設けました。お食事をしながら、ワークショップではきけなかったことも質問があったり、こちらももう少しお時間を長くとれたらよかった、、と反省しつつ、参加者のみなさまのご協力のもと運営でき、本当に感謝です。

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ご参加のみなさま、ありがとうございました。ぜひご自宅でも、再度合羽刷りをトライしてみてください。

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引き続き、山内さんの展示は、来月中旬迄開催しています。後半もどうぞお見逃しなく。

NIPPON VISION MARKET
「山内武志の型染め – 幾何二、遊ブ、染メ -」
〜5/14(月)まで。

d SCHOOLが終って、スタッフで記念撮影。山内さんのほっとした表情。良いお顔です。

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2011年に最初のd design travel静岡号の出会いから、始まった山内さんとのつながり。
今回もたくさんの収穫がありました。

一緒にお仕事をさせていただく中で、私が感じた山内さんの印象は、「職人」であり、「アーティスト」。両面を持ち合わせている方。

その割合のつまみは、一定でなく、常に軽やかに左右に動きます。
一定のリズムで工房で糊付や、庭で引き染めを行うその姿は職人そのもの。その反対に、展示のご相談をさせていただく時など、どんどんアイディアを出し、こちらの要望を遥かに超えて、クリエイティブな発想と熱量で返してくださる姿は、まさにアーティスト。

ひょい、ひょい、といつも色んな垣根を越えて、私たちにも接してくださることや、商品をただ、作る、売る、だけではなく、一連の流れを知り把握した上で、伝え広めていくその姿勢にも、D&DEPARTMENTの活動に重なる部分が多く、いつもたくさんの学びがあります。

今回のd SCHOOLも本当にありがとうございました。
また、来年もできたらいいな、次はなにをしましょうか、山内さん。こちらも考えておきますね。

山内さんの染めの世界を、一緒に広げていくことを、これからも。
D&DEPARTMENTは、山内さんの力強いファンであり、応援団でありたいと思います。


D&DEPARTMENT SHIZUOKA by TAITA 添島円