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竹の奥深さを知りました。

2017年12月4日 公開

ash Satsuma Design & Craft Fair 10 関連企画として「竹を編む -ゴザ目と筏底でつくる竹の箱-」ワークショップを開催致しました。講師は鹿児島市竹工芸振興組合の川添浩史さんです。サポーターとして、別府学さん、河野順一さんにもお越し頂きました。鹿児島市竹工芸振興組合とは竹製品の伝統的技術の継承・普及を目的として平成18年に発足した組合で、今年3月には鹿児島県伝統的工芸品に指定されています。鹿児島は竹林面積日本一でこそありますが、竹林を管理する人や伐採する人、つくり手の減少などにより伝統工芸の継承には厳しい現実もあります。組合のみなさんはイベントや市民講座など、より多くの人に竹と触れ合う機会を設け、紹介する活動を行っています。今回はこのような鹿児島の竹工芸について、また組合の活動内容をはじめにお聞きし、その上でひとりひとりが実際に竹かごを編むことで、鹿児島の道具としての竹をより深く知っていただこうという会です。

鹿児島の竹事情をお聞きしたところで早速編み始めます。

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今回は2時間という時間制減もあったので、底部分を編んだ状態で材料を準備していただきました。すべてのパーツを揃えるのにもかなりの時間を要するそうです。ロウソクでゆっくり炙って曲げたものや、ささくれないように面をとったもの、手間のかかったパーツが細々と並んでいます。

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力の入れ具合も様子を見ながら。以外と力がいる部分と、力を入れすぎて簡単に割れてしまう部分とあります。細く薄く加工された竹は繊細ですが、編むことによってとても強度を増します。

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ところどころ講師の先生に手伝ってもらいながら進めていきます。みなさん、全体のバランスを保ちながら編み上げていくのは想像以上に難しかったようです。

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なんと今回の参加者最年少は8歳!おとなより器用に編んでいきます。

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息をするのも忘れて黙々と手を動かしながらもどっと笑いが起きたり、失敗を嘆いたりと竹かご作りも山あり谷ありですね。

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完成が見えてきました。側面を全て編みあげたら輪っかになった縁竹を内側と外側から挟むように被せます。ここで抜けているパーツに気づいたり、ぽろっと一本外れてバランスを崩したりする方が続出。最後の最後まで気が抜けません。

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縁竹を固定してはみ出た竹を切り落とします。長すぎでも、短すぎてもいけません。丁度縁に揃うように。力と集中力がいる作業です。

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最後に籐を巻いて固定したら完成です。

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籐の巻き方はいろいろ。水引のような模様のみえる結び方も。

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完成した作品を持って集合写真を。みなさんとても満足そうです。

今回、実際に竹かごを編んでみて、みなさん口を揃えておっしゃったことは「つくり手さんの苦労が分かった」でした。私たちが体験したのはわずか一部の作業にすぎず、丸太の竹から製品にするまでどれだけの時間と労力をかけているのか計り知れません。それでも鹿児島の産業として、伝統工芸として伝え継がれてきた竹製品です。暮らしの中で道具として取り入れ、その良さをより多くの方に実感していただきたいです。竹は色の移り変わりも楽しんでいただけます。ご自分で作られた竹かご、飴色に変わるまでぜひ長く使ってください。

ご好評につき、12月23日(土)に追加開催が決定いたしました。ワークショップ会場は店頭にて解放して行いますので、ご見学も可能です。

D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA 崎山 智華