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インターン日記 16

2017年10月3日 公開

d47 MUSEUMでは、展覧会ごとにインターンを受け入れています。
そんな学生インターンの日々の様子をアップしています。今回はその第16回目。

d47 MUSEUM インターン 8 期生の有坂です。「NIPPON 47 2017 これからの暮らしかた – Off – Grid Life -」のインターンとして、5 月から参加しています。
会期も残り1週間となりました。会場の様子やオススメポイントをインターン目線でお伝えします!

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今回の展示会は、私たちの「これからの暮らしかた」はどうあるべきなのかがテーマ。東日本大震災をきっかけにエネルギーと暮らしが想像以上に密接な関係 にあることに気付かされたこともあり、この展覧会を通して、エネルギーなど既成概念から「Off(頼りすぎない、距離を置いた)」した暮らしも必要なのではないかと、私自身も考えさせられました。

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ここで、本展の 3 名のキュレーターをご紹介します。

エコハウスを始め としたエネルギーに頼らない建築に造詣の深い建築家の竹内昌義さん。
理想的な暮らしかたを求めて、自らの手で 未来の暮らしかたを実践されている「暮らしかた冒険家」の伊藤菜衣子さん。
ミュージシャンでありながら、『THE FUTURE TIMES』というフリーペーパーを使って、音楽以外の様々なメッセー ジを発信している ASIAN KUNG-FU GENERATION の後藤正文さん。

この3名のキュレーターを迎え、エネルギーに関することだけではなく、住まい、働きかた、食、流通などに関わる多岐多様な暮らしかたを実践されている方々の紹介をしています。本展を通して、現代の暮らしかたを見つめ直すとともに、これからの暮らしかたを様々な角度から考えるきっかけになればと思います。

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続いて会場の様子を少しご紹介。
私が興味をもった出展者は「ReBuilding Center JAPANの東野唯 史・華南子夫妻です。2人は「世の中に見捨てられたものに価値を見出し、もう一度世の 中に送り出し、次の世代につないでいく」というカルチャーをつくろうとしています。日本中で解体されている古い建物から、古物や古材をレスキューし、新しい人のもとへ、新たな建物へ再利用する活動は、循環型社会のわかりやすい一例だと思いました。彼らのように、今まで光が当たらなかったモノに目を付け、息を吹き返させる活動は、新しくかつ重要な流通の在り方だと思います。

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インターンが始まってから約 5 ヶ月が経ち、これまでに様々な業務を行いました。「d design travel SHIZUOKA EXHIBITION」の館内業務や展示の撤収に始まり、「これからの暮らしかた -Off – Grid Life-」展の準備や、関連イベントの「Lecture&Talk」のサポート。また、展示やイベントで皆様から頂いたアンケートまとめなど展示に関わる様々な業務を務めました。

業務中に印象に残っていることが 2 つあります。
1 つは、9 10 日に行われた Lecture&Talk Lecture4 これからの暮らしかたって何だ?」のイベントにて、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんとツバメコーヒーを経営されている田中辰幸さんのお話です。

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非常に幅広い知識をお持ちの2人と、司会を務めたキュレーターの竹内さんと伊藤さんとのお 話で大きな盛り上がりを見せる会場。「そもそもこの展示をやる目的はなんなのか」や「渋谷で開催することに意味があるよね」などなど、展示自体に関する内容で、深い部分までお話が広が りました。

私もこの展示の目的や意義などを友人から聞かれることが多く、日々考えていましたが、自分の腑に落ちる答えが見つからないでいましたが、このトークショーを聴き、納得!

展示そのものが現代社会のもつ課題を想起させるものであって、私たちに様々な問題について考えさせることが一つの目的であると納得できました。 これからの暮らしかた展 関連イベント Lecture&Talk は、10 7日(土)と 10 8日(日)にも開催されます。日々の暮らしに何か疑問があったり、より良くしたいと思っている方には、様々な視点から考える絶好の機会になると思います。

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また、もう1つ印象に残っていることは、館内業務中にデンマークからいらっしゃった女性から お声がけいただいた際のことです。彼女はデンマークでデザイナーとして働かれていて、以前に 母国で「Off-Grid」に関する展示に行ったことがあると話してくれました。デンマークの国としての環境に対する姿勢というものが非常に高いものだと、お話を聞いて思い知りました。本展に出展されている岐阜県高山市のように地域全体でエネルギーに向き合っている市町村もあります。岐阜県高山市のように地域単位でエネルギーの循環型社会を目指す市町村が増えていけば、日本全体がエネルギーに向き合うより良い国になっていくのではと思います。

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渋谷という立地を活かして、本展示に多くの方々に足を運んでいただき、これから日本全体がエ ネルギーや食、働き方など、様々な身近なことに対する危機感を持ち、既成概念にとらわれない 「Off-Grid」という考え方からポジティブな新しい活動が生まれるきっかけになっていければと思います。

最後にインターン有坂の展示おススメポイント

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1 キュレーターによる音声ガイダンス
展示内容をキュレーターの3人が説明されている音声ガイダンスの貸し出しを d47 MUSEUM 入り口にて行っています。初めての方でも、すでに一度来られた方でも、本展をより充実してお楽しみいただけると思います。

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2 展示会の公式書籍
d47 MUSEUM
内のショップにて、47都道府県全出展者の活動をまとめた書籍を販売しています。キュレーターによる各出展者の紹介はこれからのヒントがつまっています!


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 Lecture&Talk
これからの暮らしかた展 関連イベント Lecture&Talk 10 7日(土)と8日(日)に開催します。日本各地で活動する出展者とキュレーターによる様々なテーマの連続レクチャーです。詳細、お申し込みはこちらから。

最後になりますが、私は「人々の暮らし・心を豊かにしたい」という目標をもっています。そんな自分にとって、インターンで経験した業務や出展された方々の想い、展示を見てくださった方々の意見というものが非常に大きな糧となっています。これからも自分の目標を忘れず、出展者の方々の考えを参考にしながら、取り組んでいきたいと思います。

d47 MUSEUMインターン 有坂