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三瓶茜さん

2017年7月23日 公開

ガラスの町「富山市」の拠点でもある「富山ガラス工房」。ここでは、ガラス作家を目指す人々が全国・国外から集まります。

2017年7月2日〜8月6日に開催するNIPPON VISION MARKET「富山ガラス工房 15人のグラス」では、富山ガラス工房に所属する作家の皆様に、同じ形のグラスを作って頂きました。今回、製作してくださった作家にお話を伺ってきました。


1.オープンキャンパスがきっかけでガラスを学ぶ

「元々ものづくりに興味があり芸術系の大学に進学したいと思っていた」という三瓶さん。大学のオープンキャンパスでガラス体験をして面白いと感じた三瓶さんは、ガラスを学ぶことを決意し秋田の大学に進学されました。
大学ではガラスコースに所属し専門的にガラスを学んだ後、富山へ。
富山ガラス工房に来たきっかけは、富山出身の大学の先生に富山ガラス工房紹介してもらったから。設備や環境が整っているということが決め手になったんだとか。

2.ガラスの透明感を生かした作品づくり

こちらは三瓶さんが普段制作している作品です。手のひらサイズのキューブ。この模様はサンドブラストと呼ばれる、ガラスに砂を吹きかけ表面をすりガラスに削る技法を使用しています。見る角度によって表情が変わるのが面白い作品。模様と模様が重なり合い、錯視を楽しむことができます。透けるというガラスの性質ならではの表現ですね。

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普段使いのアイテムとしては、水をイメージしたものをよく作るのだとか。この器の縁はしずくが水面に落ちたときに跳ね上がる水滴のようなモチーフになっています。

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3. 水をテーマに

今回の企画のワイングラスも水をイメージして作ってくださったそう。「テーマは水、泡、水の流れ」と話す三瓶さん。
色は水色と白色をメインに。夏にぴったりの涼しげなカラーです。ワイングラスの下半分には重曹水をつけ、水の中に浮かぶ水泡を表現。熱いガラスに重曹水をつけると重曹が発砲して気泡ができるのです。また、写真左のワイングラスは水色と白色のマーブルが水の流れを感じさせます。

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「脚付きグラスを作ったことがなかったので苦労した」と三瓶さんは言います。ガラス制作は常に回しながら作業しなければいけないので、本体のグラスが回っている状態でステム(脚)とフット(土台)をグラスの中心につけるのが難しかったそう。

実際に作っているところを見せていただきました。しなやかな身のこなしで作業する様子がとても印象的でした。

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4.ガラス=水

最後に、ガラスの魅力についてお聞きしました。「ガラスは透ける。透けたときに入ってくる光の影が好き」と三瓶さんは言います。
また今後の作品について伺うと、「ガラスの性質は水と似ているんです。今後はより水に近い作品を作っていけたら」と三瓶さん。確かに、ガラスも水も冷えると固まり、熱せられると溶けますね。そしてキューブのガラス作品に関しては、「今までは単色で作っていたが、2つのキューブを接着させてさらに錯視を引き立てられるような作品を作りたい」と意欲を見せていただきました。

ぜひ店頭で三瓶さんのガラスによる水の世界感をお楽しみください。

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