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高橋俊順さん

2017年7月1日 公開

ガラスの町「富山市」の拠点でもある「富山ガラス工房」。ここでは、ガラス作家を目指す人々が全国・国外から集まります。

2017年7月2日〜8月6日に開催するNIPPON VISION MARKET「富山ガラス工房 15人のグラス」では、富山ガラス工房に所属する作家の皆様に、同じ形のグラスを作って頂きました。今回、製作してくださった作家にお話を伺ってきました。


1. 吹きガラスに出会った瞬間、ビビッときた

高橋さんは、元々、大学では建築を専攻されていたそう。「もともと、ものを作ることに興味があり、建築の道へ進みました。でも、大学で建築を学んでみて、本当は自分の手でモノを生み出すことが好きなんだ、と分かりました」と高橋さん。でも、色々なモノ作りの中で、なぜガラスだったのでしょう。聞いてみると、学生の頃から、バーナーを使う簡単なガラス製作キットを購入して、ガラス作りをされていたのだとか!趣味でガラスづくりをやっていましたが、あるとき、吹きガラスを体験し、まさに「ビビッ!」ときて、ガラスの道へ。

建築からガラス作家という選択は、思い切った選択のように思いましたが、静かに淡々と話す高橋さんを見ていると、とても自然な流れのように感じるから不思議です。

2. 窓から見えた富山の風景を作品に

高橋さんの作品は、縦に走るまっすぐな線が特徴。ケーンと呼ばれる棒状のガラスを使い、模様にしています。表面には、ケーンの凹凸が。この凹凸を残しながら形を作るのも、高橋さんのこだわりです。

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「この模様は、工房から見えた富山の森がモチーフです。富山に来て、森が美しいと感じ、それを作品にしたいと考えました。」四季折々に表情を変える森同様、カラフルなケーンを使うこともあれば、落ち着いた色のケーンを使うことも。

 

3. 一瞬で生まれるグラスの形

今回の企画で作って頂いたグラスについて伺うと、「サイズを合わせたり、台の部分をつける作業の部分が難しい」とのこと。ですが、実際に作業を見せて頂くと、本当にあっという間に、みるみるグラスの形に仕上がっていきます。

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写真では、その早さが伝わらないのが残念ですが・・・。一瞬何が起こったのか分からない程、素早く形が生まれていきます。

手を動かしているときも、お話されているときと同様、淡々と静かに作業を進める高橋さん。

4. ガラス作りには人柄が出る

最後に、ガラスの魅力について伺いました。「ガラス作りをしていると、同じ作業をしていても、うまく行くときと行かないときがある。自分の心の状態が作品に出てしまいます。技術だけでは良い作品を作れない。そこが魅力です」とのこと。

静かな姿勢の中に強い信念を感じる高橋さんのお話でした。

 

(D&DEPARTMENT TOYAMA 進藤仁美)