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金継ぎワークショップのレポート

2017年3月31日 公開

うつわが欠けたり、割れてしまったときどうしていますか?

もう使えないなと捨ててしまったり、欠けたぐらいなら…と使い続けている方も少なくはないのではないでしょうか。

捨ててしまう前に、買い換える前にぜひ「金継ぎ」という、直して使い続けるという道も考えてみてもらえたらと思います。

「金継ぎ」とは欠けや割れたことを無かったことにするのではなく漆を使って直し、さらに金や銀で装飾し、「景色」として楽しむ伝統的な修復方法。
D&DEPARTMENTでの金継ぎの取り組みは、東京店から始まり、d47 design travel store そして大阪店で行なっています。

大阪店では、持ち込んで修復に出す「受付」と自分で直す「ワークショップ」を開催してきました。今回は、先日終了したワークショップのレポートをお伝えします。

 

金継ぎのワークショップは全3回。3ヶ月間に渡っての 比較的長いお付き合いの勉強会です。
欠けを直すクラスと、上級者編の割れを直すクラスの2クラス。
金継ぎに興味がある方はもちろん、自力で直したいから!と理由は様々。
修復師の安さんがテンポよく教えてくださいます。
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1日目は、錆漆(さびうるし)で欠けを埋めるところまで。
砥の粉(粘土を焼いて砕いた粉末)と水とを合わせて、白味噌のような状態になるまで練っていきます。さらに生漆を加えてまた混ぜる。これが錆漆となり、欠けてしまった部分の土台になります。接着剤など化学的なものを使わずに直していけるから不思議なもの!
ちなみに道具はキットとして用意しているので、全く初めての方でも参加OKです。

2日目は、1ヶ月間の宿題の発表からスタート!
割れを直すクラスも、しっかりくっつきました。この後少し磨いたりしてきれいにし、金属粉を蒔いていきます。
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金属粉は、銀・真鍮・錫の中から選んでもらいます。(金は上達してから…という方が多いです)落とすようなイメージで練習をしてから、器にも蒔いていくと、知っている「金継ぎ」という形に近づいてきます。

最後の3日目は磨きの作業。
砥の粉と油を混ぜたものを、欠けた部分に染み込ませて磨いていきます。磨く道具のひとつとして、あるものを使って作ります。

それがこちら。
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鯛の牙なんです。
固く、小さくて細かいところも磨けるのでこの牙がちょうど良いのだそうです。なるほど。
そして鯛牙を竹串にくっつけると完成。道具から作ることで作業自体にも愛着が持てるし、万が一壊れたり無くしてしまっても、自分で作れる安心感がありますね。
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この鯛牙を使って、磨きのラストスパート!
根気のいる作業ですが、キラリと色が変わったタイミングが完成です。

参加された方のほとんどが、終わったあとも継続されており、知り合いの方の器を直したり…と嬉しいお話も聞きます。

新しいものを買ってしまうのは簡単なことですが、毎日手に取って使うものだからこそ
直して使い続けるという、ロングライフにつながる行動が取り入れやすいのが金継ぎではないかとワークショップを通じて感じています。

 

ワークショップは今回で一旦終了となりましたが、修復をお受けする「金継ぎの受付」は開催していきます。4月に2回予定していますので、直したいうつわがあれば是非お持ち込みください!お見積もりは無料・要予約制です。

金継ぎの受付はこちらからご覧ください。

 

D&DEPARTMENT OSAKA
門脇 万莉奈