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d&FARM SHIZUOKA:春の会レポート

2017年4月13日 公開

3/18(土)d SCHOOL「d&FARM SHIZUOKA by 北山農園 春の会」を開催しました。

今年からスタートした、富士宮にある北山農園とD&DEPARTMENT静岡店の新しいプロジェクト第一弾。
年4回の畑で行うd SCHOOL、今回春の会は、記念すべき第一回目。前々から心配していたお天気も、当日はとても暖かな春小春日和となりました。d&FARM前の河津桜も咲いていて、後ろには富士山…なんとも静岡だなあと感じる贅沢な景色でした。
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一足先に到着した、スタッフと参加者の方数名、北山農園の平垣正明さん、紀子さん(正明さんを『キング』、紀子さんを『オク」と私たちは呼んでいます)で、d&FARM SHIZUOKAの看板を取り付けました。

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キングとオクのお知り合いであるNSメタルシートさんにもご協力頂き、事前に看板の土台を提供してもらい、そこに、オクが手書きでロゴを入れてくれました。

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d&FARMの運営も、色んな方のご協力があってこそ。本当にありがとうございます。
無事、看板設置が完了し、気分も一気に高まります。

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看板のおかげもあってか、参加者のみなさま、迷わず到着!
先ずは、北山農園の母屋に集合し、キングとオクから北山農園について説明をうけます。

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そのあと、北山農園のもつ畑をいくつか見学して回りました。北山農園がもつ畑は母屋周辺にいくつか分散していて、全部合わせると約3hrほど。

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効率や収穫量を考えると、たくさんの種類を細かく作るよりも、単一作物でたくさんの野菜を作り、作業がしやすいよう一律に畑を作っていく方法をとるのが一般的。
「でも、それ(単一)ってさあ、面白くないよね?」と、キングとオク。

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徹底的な温度や湿度を管理、機械化…など、例えていうなら工場のように、生産量第一として大規模に行う農業もありますが、
「そんな大きな農家さんと比較したら、ここだと笑っちゃうくらい非効率的だと思う。」とキング。
機械も北山農園には、最低限の機械のみ使用していますが、ほとんどが二人の手作業。

「今は野菜に手をつけないでも農業ができちゃうところもあるっていうから、そんな!ってびっくりしちゃう。例えば、大根ってね、収穫のとき土から抜いたときに、ふわっと大根の香りがちゃんとするの。そんなのも手でやってるから分かるけど、それがないってことは、なんだかもったいない気がするんだよね。大変かもしれないけど、大根のにおいって、ほんとういい香りなんだよ。それを味わえるって贅沢。」とオク。

白菜畑では、菜花の話を中心に、オクが野菜の育ち方を話してくれました。

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参加者も、二人の話にしっかり耳を傾けます。トークだけのd SCHOOLだとなかなか伝わりにくい部分も、そして、どうしてもわかったつもりになることもある、わかりやすいことも、ダイレクトに分かる。
頭で理解するよりも先に、身体でぐんぐん伝わっているんだろうなと、参加者のみなさまと講師の近い関係性を間近で見て、私たち運営側もとても勉強になりました。

見学のあと、d&FARMに戻っていよいよ畑仕事のスタートです。
先ずは畑を耕し、整地します。初めて農具を触る!という方もいらっしゃり、使い方をキングが伝授。
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鍬は力まかせに使うのではなく、道具の重みを上手く利用する。道具ひとつとっても、実はその地域のカタチがある、ということを今回学びました。その土地土地で、気候が変化するように、地質も微妙に異なる。そう考えると当たり前だなと思うのですが、その土を耕す際にも、鋼の部分の広さや、厚みなどが違うのです。(いつか、わかりやすい農の道具、とかの企画もおもしろそう、、、)

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耕した後、次は畝づくり。ここまでくれば、道具の使い方も皆さん随分慣れてきました。

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ジャガイモは3種、あらかじめ保存しておいた種芋を植えていきます。

紫色がシャドークィーン。
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黄色がインカの目覚め、ピンク色がノーザンルビー。
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カットするとよくわかりますが、ひとくちにジャガイモといっても、いろんな種類がある。カタチも異なるし、もちろん味も違う。北山農園が作る野菜は目でみても楽しい。

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土のなかでの成長を考えながら、程よいピッチをキングに教えてもらい、土をかぶせていきました。

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このへんでそろそろお昼の時間。
とその前に、一品おかずをつくろう!…ということで、野草の採取も体験しました。野草って普段の生活の中であまり気にかける人は少ないかもしれません。これも食べられる…これも美味しいよ…と教えてもらい、食べられるものがこんな身近に生えていることに驚きました。(以外と山奥に行かなくても生えてることも多いよ、とオク。)春のこの時期、畑の周りは野草の宝庫。

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スイバ、カンゾウ、ギシギシ…もう少ししたら、タンポポも出てくるし、天ぷらにすると美味しい。食べられる野草の周りには、似た形状の食べられない野草が生えている、という豆知識も教えてもらいます。

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こちらがカンゾウ。群生して土手などの水気のあるところによく生えている野草です。

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土をしっかり洗い、調理します。

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バター炒めがおススメとのことで早速調理!肉厚で歯ごたえがあり驚くほどおいしい!

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予めスタッフが用意しておいた北山の野菜をつかった豚汁と合わせて、みんなでいただきます。

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豚汁は出汁は野菜の出汁のみで作りました。

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北山農園の野菜は、野菜それぞれの味がしっかりあり、調理したとしても野菜の味が消えません。なんというか、生命力がある。
お味噌は、静岡店ダイニングでお世話になっている鈴木こうじ店さんのお味噌を使用。

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「久々に野外でこんな美味しいものを食べました」と参加者の方。作業した後のごはんはいつも以上に身体に染み渡りますね。ほんとうに美味しかった。

腹ごしらえのあとは、作業の続き。次は種植えです。

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せっかくなので、みんなが育てたい野菜を!というキングの案で、種選び。
二人の種コレクションの中から育てたいもの=食べたい(笑)野菜の種を選び植えていきます。

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野菜の種によって、種植えする土の深さもかわります。できるだけ、その種が自然に育つ(無理のない)環境を作って上げること。種が育つ=生きていくお手伝いをする、という感覚。

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「実際、食物の輸入に頼っている日本だから、なにかあったときに輸入できなくなって、食物が食べられなくなる日がくるかもしれない。だから、技術を駆使して、効率的にたくさん作れることは大事。」

「なにか起こったときにでも、生きていく為に自分たちができる技術で、できることを地道にやっていこうと思うよ。そしてせっかくやるなら、面白くやっていきたいし、これからもそうしていこうと思う。」

「野菜を食べてもらう人にも、料理する人にも、例えば単一のオレンジ色のニンジンだけがニンジンじゃなくて、いろんな形や大きさのニンジンがあるってことを知ってもらえたら嬉しい。いろんなものがあるって面白いよね。」

二人のお話の中で、よく出てくるのが「面白い」という言葉。

面白いから、作る。
面白いから、育てる。
面白いから、やってみる。

なにか物事を選ぶ時も、大変だから選択しない、というのではなく、これが面白いから、という理由で選ぶ潔さ。普段自然の中で、野菜や植物や、動物たちとともに生きている彼らだからこそいえる、自然体で力強い言葉。

二人の話を聞いていると、当たり前だと思っていたけれど、忘れていた、生活していく(生きていく)上で、大切なことを思い起こさせてくれます。
野菜たちが、種を繋いできたから、今がある。自分たちもその自然とともに活かされて、今を生きているということ。

「僕らが考えるそんな命の”ロングライフ”が、D&Dとも繋がるんだよね。」と二人はいいます。

畑で1日を過ごして、参加者の方もそれぞれ情報交換。

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ベーターリッチ、スノースティック、イエローハーモニー、ダークパープル、アヤメユキ蕪、まるちゃん蕪、日野菜蕪、パクチー、ルッコラ、紫水菜、レッドマスタードリーフ、グリーンマスタードリーフ…

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約15種類の種を巻き終えて、今日のd SCHOOL春の会は無事終了。春の会は収穫こそありませんでしたが、北山農園の想いをたくさん収穫できた会となりました。

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今回の参加者の方々も、
・もうすぐお家が建つから、庭で野菜を作ってみたいと思っていて…
・農業を本格的にやってみたくて…
・1回でおわり、のワークショップでなくて継続できて体験できるからおもしろそう…
などなど、みなさんの参加動機はさまざまでしたが、1日の作業を終えて、満足度のとても高い会になったようです。
参加者のみなさま、1日本当におつかれさまでした!
そして北山農園のキングとオク、準備から何からありがとうございました。作業を終えた後の畑。なんというか、ちゃんと畑=d&FARMになっていました。(ほっ!)

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次は夏の会、6/10(土)に開催です。春の会で植えた野菜たちが上手く育てば(!)収穫作業が待っています。秋の会の為の種植えや苗づくりも…!
d SCHOOLについて、詳しくはこちら。もちろん初めて参加の方も大丈夫です。すでに初参加の方のご予約も入りはじめています。行ってみたいな、やってみたいなという方、随時メンバー募集していますので、静岡店(054-238-6678)までご連絡くださいね。

畑の様子はFBページのこちらで随時レポートしています。ぜひご覧下さい。

あとがき。
私たち静岡店のスタッフも、この会のあと何度か訪れ、畑の様子を確認。

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3/18に種まきしたものは、無事育っていました!また4月末、スタッフで畑に行ってきます。


D&DEPARTMENT SHIZUOKA by TAITA 添島円