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国吉りんご見学レポート

2016年11月9日 公開

ぐずついた天気が続いていた10月下旬。
晴れ間を狙って、ダイニング・ショップ共に取り扱いのある「くによしりんごジュース」でお馴染みの、農事組合法人 国吉農林振興会さんへ見学にお邪魔しました。
富山市から車で約45分。
だんだんと山の方へ向かうも、なかなかりんご畑が見つからず不思議に思っていると、「国吉」という地域に入った途端、りんご畑が見えてきました。
代表の中島さんによると、県内最大級の4.9haの広さの畑の中に、全種類合わせて1500本のりんごの木が植えられているそうです。

まずは、りんごの収穫体験へ。
見学に行った時期は「王林」の収穫時期を終えたところで、ジュースなどの加工にも使われる「ふじ」の時期となっていました。
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収穫のコツは、実を枝より高めに持ってくるだけ。ハサミを使うことなくプチンっと収穫できます。
また美味しいりんごの見分け方として、りんごのお尻を見たときに黄色みがかっているものが食べごろなのだとか。全体を横から見たときに真っ赤でなくても、この部分を見れば食べごろかどうかがわかってしまうそうです。

大きなふじの収穫に奮闘していると、突然ぽっかりと空いた場所が。そこには「クラブアップル」と呼ばれる木が植えられていました。
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パッと見ただけだとさくらんぼのようにも見えますが、立派なりんごの一種で、受粉用の木として畑のところどころに植えられています。ちなみに食べることもできますが、渋いので食べた人はみんな吐き出してしまうそうです。

ここで少し富山県産りんごの特徴のお話を聞くことができました。
名産地である長野や東北地方のりんごは、受粉から170日経過してからの収穫となるようですが、富山で栽培されているりんごは受粉から200日。一ヶ月近く遅れて収穫時期に入ります。
完熟までの期間が短い長野・東北のりんごは、高地であり、日射時間も長いことから一気に真っ赤になり、早く熟します。旨味を一気に凝縮するので食べたときにカサッという歯ごたえのよいりんごが出来上がります。
一方富山のりんごは一ヶ月遅い分ゆっくりと熟していくため、完全に真っ赤になることはなく、食べたときはパシャっという音で果汁がたっぷりと出てきます。また富山のりんごは表面が少しざらついているのも特徴です。
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畑の地面一面に反射板をおけば、富山のりんごも真っ赤になりますが、国吉さんではあえてその方法を取っていないそうです。
「気候風土に合わせたりんごの栽培をしています。それぞれの土地の、それぞれの美味しさや消費者の好みに合わせてりんごを選んでほしい。」という中島さんの言葉が印象的でした。
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りんごは日本全国どの土地でも栽培できると言われてきましたが、近年の地球温暖化や、宅地開発などにより、富山がりんご栽培の南限となってしまっている現実があります。国吉さんも、もともとは有名産地であった石川県のりんご栽培を参考にしていましたが、そういった事情で石川県からりんご畑が姿を消していきました。
富山から南に降りるとみかんなどの柑橘系の産地が増えてきていますが、りんご農家同様にみかん農家も減少の一路をたどり、その一方でパイナップル農家が増えているのだとか。
環境変化に加え後継者不足など、様々な問題があるのだと痛感しました。

収穫体験のあとは直売所へ。
直売所のすぐ横では、りんごを大きさごとに仕分けする作業が行われていました。20、18、16、14の順に大きくなっていき、それぞれ直売所やスーパー、学校給食、贈答用の箱へと振り分けられていきます。
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りんごが1つずつ入るように区切られたベルトコンベアーにりんごをのせていくと、重さでそれぞれのサイズのコーナーへポトンポトンと落ちていきます。見学当日は地元中学生が職業体験としてその作業をお手伝いしていましたが、普段は1人で行う作業なのだとか。木1本あたり5~600個の実をつけるりんご。そして冒頭でも書きましたが、国吉さんでは1500本もの木を植えているので、単純計算すると1シーズンにおよそ900,000個のりんごを仕分けていることになります。なんとも気の遠くなるようなお話に、ただただ驚いてしまいました。
仕分けされている様子の動画はfacebookをご覧ください。

収穫から選定まで手作業で行われている国吉さんのりんご。
11月2日より、今年とれた「ふじ」で作られたりんごジュースの生産が開始されました。新米ならぬ新りんごジュースが店頭に届くのは11月中旬頃から。ぜひお試しください。
また今月のd market(11月19日(土))に、国吉さんの出店が決定いたしました。
ジュースのほか、「ふじ」をお持ちいただきます!今年の収穫量は平年並みでしたが、1つ1つの大きさは例年より大ぶりとのこと。
お楽しみに!

D&DEPARTMENT TOYAMA プロジェクトスタッフ野村斗萌

  • 富山県高岡市国吉1431−2
  • 0766−31−1695