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d SCHOOL わかりやすい良いタオル を終えて

2016年10月8日 公開

先日、dSCHOOLわかりやすい良いタオルを開催しました。

知れば知る程ファンになってしまうIKEUCHI ORGANICのタオル。
私自身、IKEUCHI ORGANICに出会うまで頂きもののタオルで済ませることが多かったのですが、今やすっかり虜になってしまいました。
いざその魅力を伝えるべく、売り場に立ってお話してみると
「今治タオルはいいわよね」と言う言葉を多くいただきます。
また、「いただきものばかりで、自分でタオルを選んだことがない」
という方にお会いすることも。

そんな方達の気持ちが良く分かる故(私も1年半前まではそうでした)、
IKEUCHI ORGANICの取り組み、タオル作りの真髄にほんの少しでも触れることで、
知らなかった世界を知って目から鱗をぼろぼろ落としてほしい。
良いタオルとはどんなタオルなのか一歩踏み込んで考えてみて、
タオルを選ぶ自分なりのポイントを見つけてほしい。そんな思いで、企画しました。

昨年に続きゲストはIKEUCHI ORGANICの池内計司代表です。

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IKEUCHI ORGANICは社名にもある通り、オーガニックにこだわってタオル作りをしています。
「タグを良く見てください。2重になっているでしょう。オーガニックコットンだから洗うとしわくちゃになってしまうんです。だから2重にしています。」
と池内さん。

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実際オーガニックをうたっても、オーガニックコットンと、そうではないレギュラーコットンをミックスしているメーカーが多い中、タグまでオーガニックコットンで作るIKEUCHI ORGANICのタオル。今治タオルのタグはポリエステルだから、という理由でつけていないそう。

素材のお話で特に驚いたのが、遺伝子組み換えについてです。
昨今の綿栽培では除草剤をまいても枯れないように遺伝子組み換えされたり、
中には綿自身が農薬を作り、害虫から自らを守るよう開発しているものもあるそう。
「最新の遺伝子組み換えでは、綿を食べたら山羊が一週間で死亡するというものもある。
人間に害はないとうたっているが、果たしてそうなのか。」
と池内さんは言います。

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こちらはIKEUCHI ORGANICの綿を作るタンザニアの綿畑の様子。
遺伝子組み換えを一切用いず栽培しています。
タオルは実際に食べることはありませんが、口元を拭ったり、顔を拭いたり体に一番近いテキスタイルです。知らず知らずのうちに繊維も体に取り込まれていると考えると、安全なタオルを選びたいと自然に思ってしまいます。

オーガニックな野菜が一点一点違うように、本来であれば一枚一枚違う風合いになってしまうオーガニックなタオル。安定したものとして届けるためにIKEUCHI ORGANICでは、天然染料ではなく、反応染料を使います。

「天然染料を使うと、色を定着させるために重金属を用いるので、反応染料よりも実は危険。何もしないことがオーガニックと思っている方がいるが、野菜の場合は生野菜だけではなく、煮たり、焼いたりする。綿も同じ。タオルは使う人間の感性が一番大事だと思う。オーガニックだからといって、この色で我慢しろ、というのも違うんじゃないかな。」
と池内さんは言います。
オーガニックと言われるとオフっぽい色を自然と想像し、カラフルな色はなんとなくオーガニックっぽくないなと思ってしまっていた自分にはっとしました。オーガニックという言葉だけを信じるよりも、より安全なもの、長く使えるものはどういったものなのか考えなければいけませんね。

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こちらはオーガニック120の3色。ホワイトもオーガニックコットンそのものの色ではなく、漂白することで色を作っているそう。

また、池内さんは
「会社名が書いてあるタオルって実は殆どないんです。
気に入ったタオルを買おうと思っても、買い足せないんです。」
と言います。
普段気にとめたことがありませんでしたが、他のタオルを良く見るとロゴが付いていても、どういったタオルなのかわかるものは殆どありません。

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「1年に200種類のタオルを作っていた時もありました。
できたものを確かめることもなく、一番始めに使うのはお客様。それで良いのか。」

タオルは贈答品としての需要が多く、デザインはどんどん変わっていく業界。
そんな中、IKEUCHI ORGANICではデザインをマイナーチェンジすることなく、同じものを作り続けていく方向にシフトしたのだとか。気に入ったら何枚も同じものを買い足し、リピートできるのはIKEUCHI ORGANICならでは。
IKEUCHI ORGANICが考えるタオルは、テキスタイルであり、食べ物であり、工業製品なんだろうと思います。
テキスタイルとしての吸水性などの機能性、舐めることができる食べ物同様の安全性、工業製品のように変わらず使い続けることができる普遍性。
IKEUCHI ORGANICのタオルは一言では語りきれません。
きっと毎日使うものだから、と使い手側に立って作り続けてきた結果なんだと思います。
使う側の私もしかとその思いを受け止め、良いタオルとは何か考えて選び使いたい続けたいなと改めて思いました。

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ちなみに私のおすすめはこちらのオーガニック120。
IKEUCHI ORGANICの定番です。使い始めて1年半近く経ちますが、ほとんど変化していません。長く使うとパイルが抜けたり、ぺたんこになったり、ばりばりになってしまうタオルが多かったので安定感に毎回感動しています。

会の最後には、魚津で和綿栽培をされている、ひえばた園さんの綿を見せていただきました。

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「日本で綿を栽培するのは、雨が多く非常に難しい。広大な土地も必要。」

と池内さん。
富山店の広さではバスタオル2枚程度の綿しか採れないそう。
貴重な種をひえばた園さんからいただいたので、育ててみようと思います。

NIPPON VISON MARKETでの特集は終了しましたが、定番のオーガニック120、コットンヌーボーは引き続き販売しています。
皆さんも良いタオルとは何か是非考え、選んでみてください。

D&DEPARTMENT TOYAMA 上野