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第七藝術劇場支配人が聞く『ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償』レポート

2016年2月13日 公開

2月11日(木)に、コーディネーターの重松久惠さんと第七藝術劇場支配人の松村厚さんをお招きし、第七藝術劇場支配人が聞く『ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償』を開催しました。

 

この「第七藝術劇場支配人が聞く」シリーズは、今回が2回目。

多くのドキュメンタリー映画を上映する大阪十三のミニシアター第七藝術劇場とD&DEPARTMENTで、今特に皆さんに知って欲しい作品を1本ピックアップし、作品の持つテーマに関連するゲストをお招きして、深く掘り下げるトークショーを開催しています。

 

今回のゲストはD&DEPARTMENTが行っている「REWEAR」「CUSHON COVER FROM LIFESTOCK」など洋服、生地に関するリサイクルプロジェクトの監修をされている、コーディネーターの重松久惠さん。

ひさえさん

テーマが「ファストファッション」ということで参加者にはファッション業界の方もおられ、メモを取りながら熱心に聞かれる方が多かったです。

 

トークの中で特に印象的だったのは、重松さんの、素材に関するお話。「オーガニックコットンが環境にも人の身体にも良いのは分かる、でも私が好きなデザインの服には、オーガニックコットンで作られているものが無いんです」という参加者の方からの質問に対する、「オーガニックコットンは良い素材だけど、それはある一面の話。例えば医療の現場や登山家が着る防寒着など、人の命を守る場面では全く役に立たない。そこで使われるのは化学繊維な訳で、一概に化学繊維が悪い、と思うのではなく、その場面に合ったものを選ぶことが重要」という回答を聞いて、どんな問題にも複数の視点で見なければ分からないことがあると感じました。

ナカノ株式会社の取り組み

また、映画館の役割についての松村さんの「私たちがするのは、問題提起。例えばこの問題を知った上で『それでも私はファストファッションの服をどんどん買って、どんどん捨てるわ!』と言われたら、それを止める権利は私にはない。考えるきっかけを作るのが映画館の役目です」という言葉から、ミニシアターを運営される松村さんの思いが伝わってきました。

 

 

松村さん

最後の質問コーナーでは、今の自分の立場や仕事から出てくる疑問、日頃からもやもやしていたことについての質問が続き、今日の話が参加者の皆さん自身が持つフィルターを通って、何らかの形になっているのがよく分かりました。

質問タイム

ドキュメンタリー映画は、物事を考えるための、1つのきっかけです。時に深刻な現場は海外だったり、自分と直接は関係ないと思えることだったりする訳ですが、そこから1歩踏み込んで、その問題に対して今の自分の立場からどうするか、が重要だと感じました。悲惨な現状を知ったことでそれにがんじがらめになって、服や革製品が買えなくなるのは違うし、一気に罪悪感を感じてただただ気持ちが落ち込んだ、で終わらせるものでもありません。

今の自分の状況で、選べるものを選び、その製品のバックグラウンドを知った上で、何をして何をやめるか、バランスを取ればいいのだと思いました。

 

映画「ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償」は、第七藝術劇場にて本日(2月13日)公開です。イベントには参加できなかった、という方も、ぜひ足を運んでみてください。

 

そして、大阪店の店頭には、新しい前売券も入荷しています。

前売券

これからも「何かを考えるきっかけになる映画」をご紹介していきますので、大阪店にお越しいただいた時にはナナゲイコーナー、ぜひチェックしてみてください!

 

d大阪 SHOP STAFF 林由佳里