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ブックスキューブリック 大井 実

  1. 革新的な書店「キューブリック」のオーナー。 前例のない「こんな書店があったらいいな」を、2001年に県内屈指の素敵な立地「けやき通り」でトライし、成功させた。
  2. 2006年からの「BOOKUOKA」など、ブックイベントの仕掛け人。 箱崎店2階のカフェを会場に、自分で企画、自分で司会。小学生の頃、大阪万博で爆発的な感動をしたことが、イベント情熱の切っ掛けに。
  3. ロック的反骨精神と、客観的視点を持つ、ビジョナー。 京都で学生時代を過ごし、県外や海外で数々の企画の経験を積んで、福岡県のよさ、また、その逆も、とことん、よく知っている人。

独立系チャーミング・マン 「ブックスキューブリック」が、「けやき通り」にオープンした当時、福岡県で「本のセレクトショップ」は斬新だった。おしゃれなストリートに融け込む外観で、店内の棚にはカルチャー雑誌や小説、詩集や画集が美しく陳列。僕はここで、「スタジオボイス」を立ち読みし、J・D・サリンジャーや夢野久作を知った。店主の大井さんは、高校生の頃、博多っ子の「山のぼせ」の気風に馴染めず、評論『反抗的人間』のカミュと、ロック『明日なき暴走』のスプリングスティーンがヒーローで、映画とロックと本に救われたという。東京の企画会社に就職し、明治神宮外苑にテントを張って、デザイナーのダナ・キャランやクロード・モンタナのショーを開いたり、ミラノで彫刻家・安田侃の野外展を手伝ったりして、福岡に戻ってきたのは三七歳。「自分が若く、辛かった時、本が救ってくれた。故郷に戻った自分が担うべき役割は、この街の若者達に本を手渡すことだ」と、大井さんは書店でアルバイトをしてノウハウを学び、二〇〇一年、大好きな映画監督から名前を取って、「キューブリック」を開店。以来、第一線で活躍する小説家や詩人ら芸術家を数多く東京などから招き、朗読会などのイベントを、月二回のペースで開催。「社会の常識の外側には、広く芳醇な宇宙が広がっている。どんどんドロップアウトしていいんだ!」と、若者をアジテートし続けている。僕もされた、その一人である。(空閑理)

  • 福岡県福岡市中央区赤坂2-1-12 ネオグランデ赤坂1F
  • 092-711-1180(けやき通り店)
  • http://www.bookskubrick.jp