D&Department

D&DEPARTMENT ネットショップへ

R0016446

中村 邦夫(6次元)

  1. マスメディアの第一線にいた経験の反動で「6次元」をつくった主人。 中央線文化にある「アニメ系」「オトメ系」「文学系」「演劇系」「美術系」をバランスよく継承する、新しいメディアをつくった。
  2. 進化する江戸っ子として誰でも広く受け入れる。 せっかちで世話焼き。縄張りにこだわり、なんでも修理して使い、人はみんな仲間で、物事を進めるスピードに執着する、進化した江戸っ子スタイル。
  3. 東京の大いなるネタ元。 人間や日本の地域の本質的な魅力を伝えるための、経験に培われたアプローチの仕方は、まさに、これからのマスメディアのネタ元。

彼が主宰する不思議な場所「6次元」は、もはや東京の、東京らしい新種のメディアである 偏ったような数百冊のブックコーナーは、静かにここに集まってくる人々の心を映し出したセレクト。飲み屋ともカフェとも言えるメニューは、第一線で活躍する様々な常連の内心の化粧を落とし素顔にしてしまう。ここの主人・中村邦夫さんは、目黒区生まれの江戸っ子。大学卒業後、テレビの世界に入り、モーニング娘的な超売れっ子を商品として様々な企画をする。その後の物を鑑定する番組で、日本中の昔から続く価値や、陶芸の世界を知り、NHKの旅番組で日本中の小さな土地の魅力を知り、荻窪のお寺の横、神社の前にあった「ひなぎく」というカフェの後を継ぐ形で自分の場所としていく。看板の文字は著名デザイナーのもの、内装の一部は「ミナ ペルホネン」に手伝ってもらった。中村さんの経験と中央線文化が化学反応を起こし、本人曰く「第1次、第2次、第3次産業を足したら6次元化でしょ」。不定期の割れた茶碗を持ち寄り金や銀で継ぎ合わせる「金継ぎナイト」では店には身動きが取れなくなる程に人が集まる。「人が集まる〝村〟のようなものをつくりたい」「みんなの心の内にある店」を目指し、外に出していた看板を仕舞って営業を始める。マスメディアの事実上崩壊の音を直に聞いた立場で、その正反対とも言える、まっとうで現実的なメディア「中村邦夫」に今日も人が集まってくる。(ナガオカケンメイ)

※掲載情報は、『d design travel TOKYO』制作時点(2012年8月)のものとなります。