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のこのしまアイランドパーク 防人の里

  1. わずか10分で行ける離島・能古島に泊まれる。 頼めばバーベキューの食材、調理具、木炭など、すべて準備してもらえる。タオルと寝間着は持参。
  2. “最後の無頼派”故・檀一雄が終の棲家に選んだ、美しい環境。 辞世の句「モガリ笛 いく夜もがらせ 花二逢はん」を刻んだ碑が、自然探勝路に建つ。檀は、太宰治と並ぶ佐藤春夫の二大弟子の一人。
  3. 「皆が自然の大切さに気づく時代が来る」と、島を拓いた、気骨ある創業者の故・久保田耕作。 開園時、「ジェットコースターも観覧車も、何もない」と失望され、「自然だけなんて誰が見るとや」と笑われたが、信念を曲げなかった。

究極の都市生活リフレッシュ・パーク 能古島は、姪浜渡船場から定期便が一時間に一本、これを逃しても海上タクシーもあり、福岡市民にとって、とても身近な離島だ。島に渡ると、クッキリと見える福岡市街の風景を背景に浜では沢山の人々が潮干狩りをしていて、長閑だ。西鉄バスか、島に一台だけのタクシーを呼んで、「アイランドパーク」へ。途中、信号もコンビニもないが、道に沿って桜と菜の花が植えられ、それらが満開。島中が花に包まれている美しさだった。「アイランドパーク」は、広大な自然花公園。ツツジやチューリップなどが整然と植えられ、手づくりの遊具が点在。古い町並みを再現したエリアには、懐かしい雰囲気のカフェやうどん店、土産物店もある。一九七九年には、真っ青な海の向こうに福岡市街を見渡す、素晴らしい眺望の花畑の周りに、一〇棟の和風コテージ「防人の里」を建てた。部屋やレストランには、福岡県を代表するデザイナー故・西島伊三雄直筆の水彩画が額や襖に描かれている。ここには、テレビもラジオもネットもない。だが、花と緑、海と雲、風と太陽がある。そして、週末ごとに、沢山の人々が、ここに訪れ、花の中を自由に駆け回り、草の上を転げ回り、大きな声で叫んで、子供だけじゃなく、大人も皆、笑い合っている。もう二度と取り戻せないと思っていた、たいていは失ってしまった何かが、能古島には、そのまま残っている。西島が繰り返し描いた福岡の童心〝わらべ絵〟の世界だ。(空閑理)