D&Department

D&DEPARTMENT ネットショップへ

ishisaka

石坂善商店

  1. 厳選・富山の地酒。蔵の様子、杜氏の想い、すべて伝える酒店。 明治24年創業の老舗。店に置くと決めた酒蔵の酒は、全銘柄を揃える徹底ぶり。富山の酒を応援したくなる。
  2. 店内のカウンターが、木金土の夜限定の居酒屋「酒家蔵部」に。 「勝駒」「羽根屋」「太刀山」「千代鶴」「林」「三笑楽」……飲んで、味わって、富山の酒に心底惚れる店。
  3. 旬の食材を厳選。日替わりのおばんざい。 酒の個性を引き出す、シンプルで美味しい、つまみの数々。すべて、富山弁が快活愉快な、女将さんの手づくり。

こっぽり飲ませる、いい酒の店 富山県を訪れるまで、この土地が、こんなにも豊かな酒処とは知らなかった。富山の酒の多くは、地元でみんな飲み尽くされて、県外に出ないからだ。清都酒造(高岡市)の「勝駒」、吉江酒造の「太刀山」(砺波市)、富美菊酒造(富山市)の「羽根屋」、千代鶴酒造(滑川市)の「千代鶴」など、酒造ごとにそれぞれの個性があり、郷土料理との相性は、またそれぞれに最高。その楽しみを教えてくれたのが、富山市で一〇〇年以上続く老舗酒店「石坂善商店」だった。ディスカウント店が増えて、一時はコンビニに鞍替えを考えたこともあったが、四代目の石坂ひろ子さんのアイデアで、木金土の夜限定で、落ち着いた雰囲気の居酒屋に。蔵元の努力や技術をしっかりと伝えるには、沢山の種類を並べるのでなく、安売りするでもなく、口にしてもらうのが一番と考えてのことだ。立ち飲み風だが、テーブルもカウンターも椅子付きで、玄人好みの角打や、かしこまったバーには入りづらいと感じる若い人も、気軽に訪れる。「まず、これを飲んでみられ」と薦められ、満寿泉の「白萩」を、初めて飲んだ。酒は人の心を開く。酒店店員と客という関係でなく、酒が好きな人と人との関係、話を聞き、喉が鳴っては、もう一杯。個性豊かな各蔵元で共通することは何か、五代目の義基さんに聞いた。「〝美味い酒〟ではなく、〝毎日でも晩酌できる、いい酒〟が第一。それが富山の酒造り」—感動した。いや、しかし美味かった。(空閑理)