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ティーショップ 夕日

  1. 函館湾に沈む圧倒的な夕日を眺められる、築120年の建物をリノベートしたカフェ。

1885年に建てられた函館検疫所をリノベートした雰囲気のあるカフェと聞いていた。そしてそこから眺める夕日が最高に美しい、とも。車を走らせ市街地を抜けて坂を上がっていると、突然、海面がキラキラと目に飛び込んできた。幾重にも重なる雲の隙間から太陽の光が、まさにこぼれ出していた。ティーショップ夕日は外国人墓地に隣接しており、眼下には函館湾を見下ろすという絶好のロケーションを誇る。歩くたびに床板がきしむ築120年を超える木造の建物は、1989年に函館市の景観形成指定建築物に認定、1991年までは事務所として使用されていた。その後15年間放置されたため荒れ放題となっていたが、修繕を担当した大工が当時の面影をなるべく残そうと扉や床板、窓枠を丁寧に磨くことによって今の姿に。幼稚園の学舎を思わせるピンク色に塗られた外観も不思議と違和感がない。その空間にオーナーが集めてきたアンティークの家具や趣あるオルゴールが配置され、2006年にカフェとしてよみがえった。曇り空だったため店に着いてからわずか5分ほどしか夕日は姿を見せなかった。だが、薄暮のなか夕日に照らされた海面がまばゆく輝き、函館湾に浮かぶタンカーや漁船など大小の船が浮かんでいる様は、函館で見る他のどんな風景よりもドラマチックに思えた。訪れる時間帯は、やはり晴れた日の昼下がりから夕暮れ時がいい。座る席は夏場なら屋外のテラス席、肌寒い日は正面に函館湾と夕日を望む窓側の特等席に限る。(三浦正嗣)

  • 北海道函館市船見町25-18
  • 0138-23-3355