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やちむん喫茶 シーサー園

  1. 景観を楽しむために壁を取り払った、風吹き抜ける空間デザイン。 花咲く庭を真下に、山原の森を彼方に望む。満席なら待ってでも、必ず2階席に座りたい。
  2. 「ヒラヤーチー(沖縄風お好み焼き)」「黒糖ぜんざい」など、沖縄おやつが驚くほど美味しい。 湧き水で淹れる自家焙煎珈琲も美味、恐るべし“やちむん喫茶”。
  3. 山原の入り口。亜熱帯森林、南国の花鳥をほどよい距離感で楽しめる。 店周辺だけでなく、半径数キロ―緑、花々、蝶々、虫、鳥―すべて見所。晴れた日も、雨の日も、どの季節にも訪れたい。

シーサーの気持ち 日本で唯一、県全域が亜熱帯の沖縄県。碧い海に広がる珊瑚礁はその象徴だが、実際に訪れて他県との違いを実感するのは、植物だ。街路樹には巨大なガジュマル、海辺に密生するのはトゲトゲ葉っぱのアダン。月桃、芭蕉、車輪梅、琉球藍など、工芸品の材料や染料の原料、また、食べられるものも多い。奇抜な形、鮮やかな色彩、華やかな香り、そこに棲む虫、鳥、蛇に小動物、そして精霊―沖縄の植物は、この地の生活文化を彩り、形づくってきた。名護から北は「山原」と呼ばれる大自然。一九八九(平成元)年にオープンした「やちむん(焼物)喫茶シーサー園」を目指すと、店の数キロ手前から森の中。一〇メートル進むごとに、樹木の色も酸素も濃厚になっていくよう。庭は、よく手入れをされており、屋根には店主・宮城麗朝さんが収集したシーサー(獅子)が並ぶ。二階建て木造建物だが、二階席の一面には、壁がない。ガラスなど、何もない。周囲の自然を存分に眺めて楽しめるようにと、夏は他の三方も窓全開だ。森の中でも外でもない、ちょうどいい〝森林居心地〟。「黒糖ぜんざい」を注文すると、かき氷が出てきてびっくりしたが、沖縄では常識なのだと。湧き水で淹れた自家焙煎珈琲で一服していると、いきなり大雨に森が包まれた。緑から黒っぽくその色を変えた後、山原のすべてが白く煙っていく様子を、シーサーと私は並んで、自然と一体になって見ていた。(空閑理)

  • 沖縄県国頭郡本部町伊豆味1439
  • 0980-47-2160