D&Department

D&DEPARTMENT ネットショップへ

img_6903

ワインツーリズムやまなし 勉強会&立ち飲みワイン会

2016年11月8日 公開

ワインツーリズムを通して伝えたいこと、
それは、作り手の想い、そして山梨の人々の想いです。

一本のワインのボトルには、作り手の個性、そして想いが詰まっている。
ワインツーリズムやまなしのテーマには、こう記されている。
「ワインを味わうことは、その土地の自然、人間、文化を全身で味わうこと。」と。

10月29日(金)「ワインツーリズムやまなし2016」応援企画として、ワインツーリズムやまなしの発起人であり、現在は総合プロデューサーを務める大木貴之さんをお招きして、勉強会&立ち飲みワイン会を開催した。

img_6901

ワインツーリズムやまなしの根底にあるコンセプトは、地方の問題解決だそうだ。地方の課題のひとつとしてあげられるのは、人口の少なさから生じる消費力の弱さである。これまでは、人口の多いところ、消費力の高いところから、文化・情報の発信が行われてきた。対する地方は、それらを享受する側であった。ゆえに、人は地方から都心へと流れていく。

地方創生という言葉が浸透してきてしばらく経つが、それでもやはり、それらの問題が解決するにはもう少し時間がかかるだろう。

ワインツーリズムやまなしの成功は、地方創生の大きな一歩といえる。今では、イベントの開催日2日間で、東京を中心に、2,000人以上の人々が山梨を訪れる。

img_6910

ワインツーリズムのスタイルは、「自由行動」。参加者には、まず、基本的なガイドブックが送られてくる。そして、ガイドブックをみながら、自分たちで調べ、旅のプランを考えてもらう。

「旅行に行くと決めたら、早い人でだいたい1か月くらい前からプランを立て始めるでしょ。どこに行こうか何をしようかって。誰かと一緒に行くなら、その人と事前に相談する。それで、当日を迎えて、自分で考えた道を歩いてもらって、ワインを楽しんでもらう。おいしいと思ったものがあれば、買って帰ってもらって、そうしたらまた、自宅でも楽しんでもらう。さらには、他の誰かにも勧めたくなる。つまり、少なくとも2か月間は山梨のことを考えちゃうわけですよ。」

冗談のように笑いながら仰った大木さんのこの言葉こそ、ワインツーリズムが成功に至った鍵なのだと思う。

ワインツーリズムは、現地の人々のやる気も生み出した。作り手の方々はもちろんだが、街で暮らす人々、みんなが積極的に自身の土地の魅力を語るようになったのだという。

ワインツーリズムに参加された方に、魅力に感じたことは?と尋ねると、一番に上がってくることは、「地域の人とのコミュニケーション」なのだそうだ。(ちなみに、2番目がワイン、だそう。)

「受け手ではなく送り手として、そこにしかない文化、情報の発信をし、サービスを創り上げていくことが大事なんです。」

大木さんの掲げるこの理念こそ、地方創生の重要なテーマの一つなのかもしれない。

img_6907

私は、まだまだワインのことについては超初心者で、基礎知識は勉強中で、そのあまりの奥深さに探究心を燃やしつつも、ワインを語るには気が遠くなるほどの年月と努力が必要だと感じている。

そんな私でも分かったことがある。それは、ワインのボトル一本一本に詰まった人々の想いが、味わいという個性となって現れるということ。

img_6915

日本ワインがこれほどに飲まれるようになってきたのは、ごく最近のことだそうだ。

それでもまだ、ワイン売り場に並ぶ日本ワインはあまり多くない。山梨をはじめ、日本中に多くのワイナリーがある。成長途中ともいえるかもしれないが、年々進化していく日本ワインをもっと多くの人に知ってもらいたいと思う。

日本ワインはかつて、一升瓶に詰められていたのだという。当時は、主流であるワインボトルが手に入らず、日本酒や醤油などと同様に一升瓶に詰められていた。一升瓶ワインを囲み、家族や仲間と団欒を楽しむ当時の作り手の方々の姿が眼に浮かぶようだった。このような歴史があってからこそ、今の日本ワインがある。

今回のイベントでも、ウェルカムドリンクとして、一升瓶ワインをみなさまに飲んで頂いた。

一升瓶ワインは、日本ワインの始まりでもあり、日本特有の文化といえる。

img_6919

1本のワイン。

そこには、様々な想いが詰まっている。

ワインを味わうこと、それ自体が、旅をする感覚に近い。

このワインにはどんな歴史があるのだろう。どんな想いを込めて作られたのだろう。このワインができるまでにどんなことがあったのだろう。想像を巡らせながら味わうワインもまた、楽しい。

今宵も、ワインボトルを手に取り、グラスに注ぎ、少しの間、旅にでよう。

img_6895

最後に、今回、ダイニングでは、イベントに伴い、特別メニューをご提供致しました。

「甲州ワインは出汁に合う」と大木さんのお言葉にもありましたが、おでんや山梨名物とりのモツ煮も皆様にお召し上がりいただきました。いかがでしたでしょうか。寒くなってきたこともあり、おでんが特に人気でしたね!

今回、ご提供した山梨ワインたちです。数量限定ではございますが、しばらくの間、ダイニングでご提供致します。皆様のお越しをお待ちしております。

img_2467

 

D&DEPARTMENT DINING OSAKA 五嶋 絵里子