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「蒼空と酒のあてを楽しむ会」を終えて

2016年9月22日 公開

去る8月30日(土)、D&DEPARTMENT KYOTOの食堂にて、「蒼空と酒のあてを楽しむ会」を開催いたしました。

いつも京都店で置かせていただいている伏見の純米酒「蒼空」。蔵のこと、種類の違いなどを学び、「蒼空」に合うお酒のあてを食べ比べてみよう!というこの企画。

蒼空を造る「藤岡酒造」の藤岡正章さん、そして酒のあてを提案してくれた、ごま製品の「山田製油」中井亮さん、佃煮の「津乃吉」吉田大輔さん。三者三様の作り手さんにお越しいただきました。

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まずは藤岡さんから、蔵のこれまでについてお話を聞きます。

藤岡さんは5代目蔵元杜氏。藤岡酒造は伏見で一番小さい蔵であり、今でこそスタッフ数名を育成中であるものの、はじめの頃はたった一人ですべての作業をこなしていました。

というのも、先代の急病と震災によって、藤岡酒造は一度、蔵を畳んでいるのです。藤岡さんは、先代の酒の味がどうしても忘れられず、自ら蔵の再建を決意。当時藤岡さんはまだ蔵の仕事をしたことがなく、引き継ぎもしていなかった状態で、まったくゼロからのスタートでした。全国の酒蔵を回り修行を重ね、本当に少量の仕込みから少しずつ研究し、味と生産量を徐々に確立させていったのです。

「とにかく丁寧に造る」これを一番にしてきた、と藤岡さん。その穏やかな表情は、失敗と苦難を乗り越えてきたからこそ滲み出るものなのかもしれません。各テーブル、質問にも熱が入りました。

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続いて、お酒の飲み比べ。蒼空には、お米の違いで数種類のラインナップがあり、今回は5種をご用意。

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燗にしたものも含め、6つのおちょこがそれぞれの参加者に配られます。そしてお酒の「仕込み水」も。伏見のこの水、本当にやわらかくて美味しいのです!

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「けっこう違う!」「これ美味しい」みなさん思い思いに飲み比べ。日本酒にハマり出した方から、蒼空の大ファンという方まで、さまざまな参加者のみなさん。だんだん盛り上がってきました!

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続いて、参加者のみなさまお気に入りの「酒のあて」を持ち込んでいただくコーナー!昨年開催の『新米の会』同様、たくさんの酒のあてをみなさんにお持ち込みいただきました。小魚のみりん干し、梅干し、缶詰、明太子、豆…。九州出身の方からはシージャーキーやさつま揚げなど、地域色豊かなものも!「食べたーい!」と歓声が上がります。

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もちろん、フリータイム時にみんなでいただきました。

さて、いよいよお待ちかね、「山田製油」「津乃吉」そしてd食堂が提案する酒のあてが登場です!

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<山田製油presents>胡瓜の古漬とお揚げの胡麻和え、にんじんラペ、イチジクの酒粕ソースがけ(箸休め)

<津乃吉presents>山椒じゃこクルミチーズ、昆布佃煮と生わさび、黒豆煮(箸休め)

<d食堂presents >生麩田楽、そうめん南京と茗荷の甘酢漬け、大原の赤紫蘇ゼリー(箸休め)

3社それぞれが知り尽くしている素材を使った、和洋さまざまな酒のあてが揃いました。

ちなみに、このお皿は、京都店のSHOPでもお馴染み「鈴木松風堂」による紙のプレート。鈴木松風堂といえば楽しい柄で染められた和紙がトレードマークですが、こちらは無地。形も手触りもシンプルで、さらに洗って再度使うこともできるのです。イベントやパーティにぴったり。

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色とりどりの酒のあてに、大盛り上がり!さっそく蒼空と合わせながらいただきます。

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「このお酒とこのあてが合う」「 この組み合わせは新鮮だなぁ」「お酒が進む!」食べ比べ、飲み比べ、みなさんそれぞれお酒とあての新たな発見を楽しんでいました。日本酒についての情報を交換しているテーブルも。大変盛り上がっていました。

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藤岡さんへの質問もたくさん飛び交っていました。「日本酒の楽しみ方を新たに知ることができて、私にも新鮮な発見でした」と藤岡さん。作り手によって丁寧に大切に造られたお酒は、こうして人々に楽しく飲まれることによって、完成されるのだと感じました。

最後の人気投票では、お酒の人気ナンバーワンは『ひやおろし』あての人気ナンバーワンは津乃吉presents『昆布佃煮と生わさび』。この二つはぶっちぎりの人気で一位でした!本当に相性がよく、とても美味しかったです。

「作り手さんから直接、食づくりの話が聞けてよかった」「酒造りへの愛が伝わった」とたくさんの 感想をいただいた今回の会。ワイワイと楽しみながら、じっくりと『蒼空』『酒のあて』に向き合ってみることで、普段気づかなかった組み合わせの楽しみ方や、作り手の思い、こだわりなど、さまざまな発見をすることができました。

ご参加いただいたみなさん、藤岡酒造さん、山田製油さん、津乃吉さん、ありがとうございました。

 

食堂スタッフ 土屋 有加