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工房とったん

  1. 唐津湾をぐるりと見渡せる、大パノラマ風景。 すぐ真下には、透き徹った美しい海。福岡市街地からわずか1時間の、大自然。
  2. 自然海水で「またいちの塩」をつくる製塩所「工房とったん」。 迫力ある立体式塩田も、薪釜で塩を炊き上げる様子も、間近で見学できる。塩の名は代表の平川秀一さんが、父の名をもらって「またいち」と命名。
  3. カフェもあり、濃厚な一番結晶塩をかけて食べる「花塩プリン」など、主役は、すべて塩。 塩釜ゆで卵や、自家製パンのカツサンドも、それぞれに合った塩で味を引き立てる。糸島市の旬の野菜・果物を使ったジュースも美味。

真摯につくり続ける自然海水塩 糸島の海岸線を車で走ると、白い砂浜が続き、空は青く、海も青く透き徹っている。「工房とったん」はその名の通り、半島西の突端にある。湾に沿って、流木を主に組み合わせた東屋が建てられ、手づくりのベンチやテーブルが置いてあり、美しい景色を存分に眺められる。大きな櫓では、竹を吊るして、目の前の海から汲み上げた海水を上から滴らせ、約一〇日間かけて風と日光で濃縮させている。海水が飴色になったら工房に移して、大小の薪釜で計三日間炊き、浮かんできた結晶を掬い上げる。これが「またいちの塩」。和食の料理人だった代表の平川さんは、素材の味を引き出し、塩辛さが舌に残らない、料理に使いやすい塩をつくるため試行錯誤。また、薪にも、工房の建物にも、古い廃材を使用。有機溶剤等が使われていないので、燃やしても有害物質が出ないそう。ここを訪れた人達にも、ここで毎日働く人達にも、実に気持ちのよい、健康的な環境だ。すぐ後ろの雑木林に野アザミが咲き、波の中には美しい色のワカメが揺れていた。「この海は、穏やかな内海の唐津湾と、外海の玄界灘の激しい海流がぶつかる潮目で、海と山の養分をたっぷり含む豊かな海水の海です。海岸の岩が赤いのは、その養分のためです」と平川さん。糸島の新鮮な野菜をさらに美味しくさせる、まろやかな自然塩の旨みには、この海の〝すべてが現れて〟いる。それを実感しに、ぜひ、訪れてほしい。(針谷茜)