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リバーワイルド・ハム・ファクトリー

  1. 筑後川に面した、絶好のロケーション。 九州最大の暴れ川を堰き止める、美しい石畳の「山田堰」。庭には、鉄と石を組み合わせた無骨な椅子と、色とりどりの草花がマッチ。
  2. トラック整備用のガレージを改装したカフェ。 シンプルに調理した、ジューシーなハムやソーセージ、ベーコンと、「珈琲美美」の焙煎豆のコーヒーや、旬の能古島産ニューサマーオレンジを使ったソーダなど、すべて美味。
  3. 「ロックンロールバーベキュー」会や、独特の料理会などのイベントを多数開催。 地元生産者の協力で「柿豚」「桃ぶた」「ちくごミルクポーク」などを飼育。筑後の農家の不断の努力も、楽しく伝える仕組み。

激流の中のパンクロックカフェ 美しい白壁が多い町並みを通り、看板に従って木々を抜け、辿り着いた「リバーワイルド」。筑後川河川敷というよりは中州、ほとんど川の中にある。庭の大きなセンダンの木に藤の蔦が絡みついて、こぼれそうな花房が風に揺れていた。養豚場とハム工房に併設したカフェには、ロックスターたちのポスター。名物のホットドッグにかぶりつくと、肉汁が溢れ、香ばしくハードな食感のパンに染み込む。代表の杉勝也さんが、「ゼマティス(ジミー・ペイジらが愛用したハンドメイドギター)」と名付けたソーセージや、「ストーンズのキースに食べさせたい」と、彼が大好きなバーボンのジャックダニエルに漬け込んだポークジャーキーがユニークで、美味い。だが、実は父の養豚場を継ぎたくなかったのだという。食肉加工を学び、のめり込んだ結果、素材の重要度を実感した。今では、筑後川が増水しそうな夜は、「豚たちが心配やけん」と店に泊まり込む。また、筑後地方は、果物栽培が盛ん。生産者たちの協力で、減農薬栽培に尽力する「柿之屋」の規格外の柿を飼料に混ぜた「柿豚」や、「やました農園」の無農薬苺を与えた「いちご豚」も実現させた。手塩にかけて育てた果物と、甘い香りの肉の美味しさは、地元料理研究家や農家と共に料理会を開いて紹介している。「頑張っている奴が、やり切らんと」と、楽しみながら、新しい農業の在り方を創造していく意思は、やっぱりロックだ。(針谷茜)